『日本大学理工学部』助教・三友奈々さんの選書

2022年11月10日(木)11時1分 ソトコト




1. コンパクト建築設計資料集成 [都市再生]


都市空間を設計する際に実践的に役立つ資料がまとめられた資料集。データや図面、事例が豊富に掲載されていて、具体的な居場所をイメージする時に参考になります。建築やまちづくりを生業とする人は特に必読の一冊です。


著者:日本建築学会(編)
出版社:丸善出版


2. オープンスペースを魅力的にする ─親しまれる公共空間のためのハンドブック


プレイスメイキングを理解する、すべての基礎になる本。公共空間のなかに「自分の居場所」と感じてもらえる場をつくるための原則や実践例を説明しています。場の規模や予算、人数などを問わず参考になります。


著者:プロジェクト・フォー・パブリックスペース、加藤 源(訳)、鈴木俊治(訳)、服部圭郎(訳)
出版社:学芸出版社


3. 復刻版 日本の広場


1971年発行の復刻版。プレイスメイキングという言葉が日本で知られていない頃から、神社の境内、川原などの場所が広場の役割を担っていました。必要とされた理由を時代背景とともに知ることができます。





著者:都市デザイン研究体
出版社:彰国社


4. 丸の内仲通り ─“憧れの街”を支えるストリートの秘密


東京・千代田区「丸の内仲通り」のプロジェクトがまとめられた本。都心で、大企業が行っていることでも、場づくりに関わる人に当てはまる苦労があるとわかります。現在進行形のプロジェクトに触れられるのも貴重です。





著者:大丸有エリアマネジメント協会丸の内仲通り本編集室
出版社:幻冬舎メディアコンサルティング


5. The Social Life of Small Urban Spaces


『オープンスペースを魅力的にする』の原点となる名著。和訳されているものはなく英語の本ですが、社会学の観点から、「どこに何があると、人はどう過ごすのか」のさまざまな観察結果が1970年代当時のありのままに収録されています。





著者:William H. Whyte
出版社:Project for Public Spaces


三友奈々さんが選ぶ「プランニング×プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

ソトコト

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