おうし座流星群11/12、しし座流星群11/17から観測チャンス

2020年11月11日(水)15時45分 リセマム

おうし座北流星群のシミュレーション (c) アストロアーツ

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2020年11月12日におうし座北流星群、17日にしし座流星群が活動のピークを迎える。おうし座流星群は火球と呼ばれる明るい流星が多く、しし座流星群は過去に多くの流星嵐が記録されていることで有名。いずれも1時間あたり最大10個程度と予想されている。

 おうし座流星群は、放射点が南と北に分かれ、「南群」と「北群」と呼ばれている。アストロアーツによると、南群は10月10日ごろ、北群は11月12日ごろが極大とみられている。国立天文台によると、見頃は11月12日〜22日の夜半ごろ。アストロアーツは「2つの群を合計しても1時間あたり最大で10個ほどの小規模な流星群だが、火球の割合が高いため、明るいものを目にできるかもしれない」と予想している。

 一方、しし座流星群は、過去に多くの流星嵐が記録され、1999年や2001年の大出現も有名。2020年は、予測極大時刻が11月17日午後8時と、放射点が地平線下のときであるため条件が悪い。アストロアーツによると、見頃はしし座が昇ってくる11月18日未明〜明け方ごろ。観察できる流星数は1時間あたり5〜10個程度。11月21日未明に別の出現ピークが見られるという可能性の予報もあるという。

 流星群を観察する際は、街灯など人工の明かりが少なく、空を広く見渡せる場所を選ぶとよいとされている。この時期の屋外は冷え込むため、防寒対策も欠かせない。流れ星との出会いを期待して、秋の夜空を眺めてみてはいかがだろうか。

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