【東京国立博物館】「はにわ展2024」 周囲がざわつく…衝撃の個性派グッズ3選
2024年11月12日(火)19時25分 All About
上野の東京国立博物館で開催中の「はにわ展」。土日は入場に列ができるほどの人気を博していますが、鑑賞の最後にたどり着くグッズいっぱいの特設ショップがすごいんです! 中でも個性が振り切れ、周囲をざわつかせていたアイテムを三つご紹介しましょう。
SNSなどで話題沸騰、土日だと入場に長〜い列ができる大人気の展覧会。教科書の常連で郵便切手にもなった国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の埴輪や副葬品などが集められました。ここまで大きなスケールの「はにわ展」は、トーハクでも約50年ぶりの開催だそうです。
「かわいい!」があふれる特設ショップ
日本人のキャラクター好き、漫画好きのルーツを示すかのようなコミカルな表情の埴輪たち。ほとんどの埴輪が撮影OKとあって、会場はカメラを手にした来場者の熱気であふれていますが、もう1カ所大変な盛り上がりを見せているのが、鑑賞後にたどり着く特設ショップです。はにわ展のために制作されたオリジナルグッズや、「すみっコぐらし」「はなカッパ」「おーい!はに丸」など人気のキャラクターとコラボレーションしたアイテムなどが集結。埴輪好きの心をくすぐりまくっていますが、中には「こっ……これは?」「どうやって使うの?」と、見る人をちょっと困惑させている個性派グッズも。その中から、訪れる人を特にざわつかせていた見逃せない商品を三つご紹介しましょう。(価格は全て税込み)
着るはにわ 挂甲の武人ルームウェア(6600円)
日本ではじめて国宝に指定された埴輪で、今回の展覧会では同じ工房で制作されたと考えられている5体が史上初めて集結した「埴輪 挂甲の武人」。その武人になれるルームウェアが登場しました。挂甲とは古代の甲冑の一種で、これを羽織れば簡単に古墳時代の兵士に変身! ふわふわの毛布素材にプリントが施されており、勇ましさと癒やしが同居しています。これからの季節は特に活躍してくれそうですし、宅急便の配達員さんなどには二度見されること間違いなしのファッションアイテムです。
踊る人々 はにわ収納ケース(4730円)
トーハクが創立150周年を機に寄附を募り、解体修理に着手した「埴輪 踊る人々」。修理が完了し、今回初のお披露目となりました。現在では研究により、踊っているのではなく馬の手綱をひいているのでないかという説もありますが、とにかくその愛らしい表情で展示会場でも大人気。こちらはその現物とほぼ同じサイズで、ぬいぐるみのようなふわふわ素材で作られた、抱き枕のような一品です。驚くのが、名前にもあるように、これ「収納ケース」なのです。下半身の部分は空洞になっていて、ファイスタオルなら1〜2枚は入るスペースが。しかし、なぜそこに収納??? 開発した方によると「一緒に暮らすからには、おうちの中で役立ってほしい! そこで胴体下部分を収納スペースにしています」とのことでした。
みずらカチューシャ(3960円)
著者が最も衝撃を受け、またショップでも気が付いた人はみな足を止めていたのが、こちらのアイテム。みずらとは古墳時代の男性の髪形のこと。瞬時にそのヘアスタイルを再現できるカチューシャが登場しました。YouTubeや会場で流れている展覧会の説明動画で、トーハクの学芸員の方々がこのカチューシャをつけて大真面目に解説している姿が公開されていますが、一度見たら忘れられない、そして目が離せなくなる破壊力は映画『ロード・オブ・ザ・リング』の指輪並。どんな時に身につければいいのかしばし考え込んでしまうという点でも、強大なパワーを秘めたアイテムです。
以上、トーハク「はにわ展2024」の特設ショップで、店内をざわつかせていた衝撃の個性派グッズを三つご紹介しました。空前のスケールで開催中のはにわ展の思い出に、思い切って一ついかがでしょう。
<DATA>
挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」
会期:2024年10月16日(水)〜12月8日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
(文:藤丸 由華)