“1日1回喧嘩”も結婚生活70年、「喧嘩して笑って、愛してきた」。

11月12日(月)18時9分 ナリナリドットコム

結婚する前は甘くて楽しい時間ばかりだったのに、いざ結婚したら喧嘩ばかりという夫婦もいることだろう。英国で暮らすある夫婦の場合は、「少なくとも1日1回」は必ず喧嘩をしているそうだ。この夫婦は今年10月で結婚してから70年、単純に最低2万5,550回は喧嘩してきた計算になるが、それでも2人は一度も浮気をすることもなく、幸せな時間を過ごしてきたと胸を張っている。

英紙サンやデイリー・ミラーなどによると、この夫婦はバーミンガム近郊の街バルサル・ヒースに住む93歳のハリー・ルーカスさんと、91歳のフローレンスさん。1940年前後、共に10代の頃から同じ自転車屋で働いたのが縁で恋に落ちた2人は、軍人となった彼が戦地からの休暇で戻ってきた1942年10月に結婚した。

第二次世界大戦後、妻は魚雷を製造する企業で働き、任務を終えた夫は「プラスチック工場の検査官」(英紙デイリー・メールより)として、共働きで別々の仕事に就いた2人。この頃からすでに、夫は「だいたい妻と意見が合わない」と感じていたものの、一目惚れで彼を好きになった妻に言わせると、当時は「毎日昼休みに顔を合わせ、彼は忘れずにリンゴとオレンジを持って来てくれた」といい、しっかり仲睦まじく若い夫婦生活を楽しんでいたようだ。

しかし、人間慣れると相手への遠慮も無くなるもの。やがて妻にとって夫は「私を悩ませる」存在となり、「多くの時間」を喧嘩に費やすようになった。原因は、総じて「些細なこと」。それでもヒートアップすると激しい応酬になるようで、フローレンスさんは「どれほどの皿や食器を彼に投げたか分からない」というから相当なものだ。

そんな生活の毎日だから、「喧嘩ばかりしてるのに、こんなに長く一緒にいるなんて私は思いもしなかった」と話すのは妻のフローレンスさん。だが、ここでも妻と意見が合わない夫は、「私たちが70年間も結婚生活を送ることは、何の疑いもなく分かっていたことだよ」ときっぱり言い放っている。頻繁に喧嘩を繰り返しながらも、常に妻を必要としてきた夫の気持ちがよく表れた、素直な意見のようだ。

特に最近は、「私につきっきり」と言わせるほど妻から離れないというハリーさん。するとまた、妻は新たな“嫌な一面”に気付いてしまったそうで、「2分ごと」に眼鏡を拭く神経質さがどうにも気に入らないという。「彼は世界で一番きれいな眼鏡でないといけないみたい」と皮肉る妻は、続けて「止めて欲しい」といま抱えている不満をはっきり口にした。

しかし、相手を愛しているのは妻も同じ。毎日喧嘩をしていても、フローレンスさんは必ず寝る前にキスをして、仲直りしてからベッドに入る。「喧嘩するのは当たり前」と話す彼女は、夫と「喧嘩して笑って、愛してきた」と70年間の結婚生活を語り、夫婦にとって喧嘩は大切なコミュニケーションの1つと捉えているそうだ。相手への不満を解消させるのは難しいものだが、2人の場合はそれも含めて自然体で接し合えたから、いまも幸せな結婚生活を送れているのかもしれない。

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