【検証】コメダ珈琲店・星乃珈琲店・上島珈琲店の「カツサンド」はどれが一番コーヒーに合うのか?

2023年11月12日(日)10時50分 食楽web


左から、『コメダ珈琲店』、『星乃珈琲店』、『上島珈琲店』のそれぞれのカツサンド | 食楽web

●有名な『コメダ珈琲店』、『星乃珈琲店』、『上島珈琲店』は、コーヒーはもちろん、軽食やデザートにも定評があるチェーン店。今回は、そんな“珈琲店”たちの「カツサンド」に注目。実際に食べ比べてみて、どこが一番コーヒーに合うのか検証します。

 突然ですが、筆者は店名に“珈琲店”と付く喫茶店が好きです。例えば『コメダ珈琲店』、『上島珈琲店』、『星乃珈琲店』……といったお店です。

 コーヒーは少々お高めですが、その美味しさは格別。さらに落ち着いた空間で、ソファの座り心地がよく、静かで集中して仕事もできます。ちなみに『コメダ珈琲店』は全国に約800店、『上島珈琲店』は約90店、『星乃珈琲店』は約300店を展開中(2023年11月現在)だそう。どこに行ってもあるので、何かと便利。


『コメダ珈琲店』の「カツパン」は男子の弁当箱くらい大きい!

 ただ、筆者はこれらの珈琲店でコーヒーはよく飲むのですが、食事をしたことはほぼなし。しかし先日、『コメダ珈琲店』で、初めて「カツパン」(970円)を注文して驚きました。とにかくデカい! 自分の手(指先までで約17cm)で測ってみると、横幅は約20cm、縦幅は約12cm、厚さ約7cm。昭和の部活男子のドカ弁サイズです。食べ切れるのか? とかなり心配になりました。

 結果としては、パンはふかふかでカツ自体は薄く、シャキシャキのキャベツと甘辛いソースのサポートもあって、なんとか一人で完食。ただ、のんびりコーヒーを楽しもうと思っていた身としては、この「カツパン」でお腹パンパン。これはもはや軽食ではありません。


ひと切れがハンバーガー並みの分量です

『コメダ珈琲店』の、喫茶店でもしっかりお腹いっぱいになって欲しい——という温かいホスピタリティは感じますが、一方で「さすがにやりすぎだろ」という気持ちも拭えません。コーヒーをゆっくり楽しむどころではない大きさなのです。

 このとき、ふと、他の珈琲店系チェーン店のカツサンドはどんな感じなんだろうか、と気になり始めました。珈琲店というからには、コーヒーに合うカツサンドがあるのでは? と思ったわけです。そこで後日、『星乃珈琲店』と『上島珈琲店』のカツサンドを実際に食べてきたので、その味わいをご紹介したいと思います。

『星乃珈琲店』はカツの分厚さで勝負?


『星乃珈琲店』の「厚切りカツサンド&ポテト」1180円

 最初は『星乃珈琲店』です。ここのカツサンドは、「厚切りカツサンド&ポテト」(1180円)という商品名です。ネットで検索すると、「カツの厚切り具合が太っ腹である」というレビューがありました。

 しかし、実際に登場したのは、軽く焼いた薄切りトーストにトンカツが挟まった一皿で、特に分厚そうにも見えず、ビジュアルはいたってオーソドックスな感じです。特に『コメダ珈琲店』の「カツパン」と比べてしまうと、インパクトは弱め。

 かじってみると、カツとソースだけで、キャベツはなし。トンカツ自体は割と歯ごたえのある食感ですが、硬くも柔らかくもなく、いたって普通。「まぁ、喫茶店のカツサンドってこんな感じだよね」という、ある意味、由緒正しき軽食系カツサンドです。

 しかし、付け合せにフライドポテトがあるので、揚げ物がダブル。ビールに合わせるならまだしも、コーヒーには正直合いませんでした。

 ともあれ、カツサンドだけで言えば可もなく不可もなく、といったところ。ただ、キャベツもないしポテトも重く、揚げ物だらけで栄養バランスも気になります。リピートしたいかというと、悩ましいところです。

『上島珈琲店』のカツサンドは珈琲との相性が抜群!


「上島珈琲店のカツサンド」780円。珈琲セットにするとサラダが付いてきます

 続いて『上島珈琲店』のカツサンド。その名も「上島珈琲店のカツサンド」(単品780円)。コーヒーとセットで注文すると、サラダがついて、1450円になります。

 しかし、このサラダ、全然期待していなかったのですが、野菜がシャキシャキしていて、さっぱりしたドレッシングも美味しく、かなりレベルが高い!


セットのサラダは美味しくて高評価

 そして、肝心の「カツサンド」は、かなり小ぶりで、2〜3口で食べられそうなほど。そしてパンも極薄。第一印象としては、ちょっと小さいなー、というのが正直なところ。


トンカツのお肉がとてもしっとりしていてやわらかいのも◎

 しかし、パンはカリッと絶妙な具合にトーストされており、ぎゅっと挟みこまれたロースカツも肉厚で、しっとりやわらか。肉の旨味もちゃんとあり、カツ自体がとても美味しいです。キャベツとマスタード、そしてたっぷりのソースも一緒に挟まっていて、全体的に美味しい。調べてみると、このソースはオニオンチャツネを使っているそう。フルーティで実に旨し。

 サイズ感は、“ザ・軽食”といった感じですが、カツといいパンといい、総合的に他店よりも高級な味わい。食べ終わりのしつこさも一切なし。そして何よりも、美味しいコーヒーの味と香りをまったく邪魔しないのが◎。

まとめ


『コメダ珈琲店』、『星乃珈琲店』、『上島珈琲店』(食楽web)

 というわけで、結論です。

『コメダ珈琲店』、『星乃珈琲店』、『上島珈琲店』の3店のカツサンドの中でもっともコーヒーに合い、リピートしたいなと思ったのは、ズバリ『上島珈琲店』のカツサンドでした。

『上島珈琲店』のカツサンドは、小ぶりながら丁寧に作られており、カツとソース、パンのバランスも最高。そしてコーヒーの香りや味を邪魔しないので、お供としてもっとも優れていました。

(撮影・文◎土原亜子)

食楽web

「コメダ珈琲店」をもっと詳しく

「コメダ珈琲店」のニュース

「コメダ珈琲店」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ