ホピ族の予言「赤い帽子の男」ビッグホワイトブラザーと“人類の最後のチャンス”
2024年11月12日(火)11時30分 tocana
北米大陸先住民族・ホピ族の予言によればもうすぐ「赤い帽子の男」がやって来るという——。この人物の出現によって我々は重大な分岐点に立たされるのだ。
■ホピ族の「赤い帽子の男」とは!?
ホピ族の伝承によれば現在の人類は地球上の4番目の文明であり、前の3つの文明はすべて悪行の末に“グレートスピリット”の怒りに触れて滅ぼされたという。我々もまたその悲劇を繰り返すことになるのだろうか。
今の我々もグレートスピリットの怒りを買っているが、まだ滅ぼされるほどまでには激怒させていないという。
それでもこのまま怒らせていれば、地球には地震、洪水、強風、広範囲にわたる病気、農作物の不作、干ばつなどの災害が引き起こされ、最終的には地球は灼熱に包まれて川は蒸発し、海は沸騰するという。
その頃には人類社会は衰退し、ひどく腐敗した指導者によって統治されている。道に迷った女性たちは男性の服を着るようになる。そして突然、朝食中に空が暗くなり、ダークキング(暗黒大王)が降りてきてすべてを滅ぼすのである。
それでもグレートスピリットはかすかな希望を与えてくれる。差し迫った破滅とともに“大浄化の時代”の到来を告げる赤い帽子をかぶった「ビッグホワイトブラザー」がやって来て人類に最後のチャンスを与えるのだ。
赤い帽子をかぶったビッグホワイトブラザーはアメリカを単独で統治することはなく、彼は太陽のシンボルと十字架で表された2人の支援を受けるという。太陽神とキリストのことなのだろうか。
しかしその後、恐ろしい脅威が出現する。それは無数の、小さく、悪意に満ちた存在であり、魔術によってすべてのシステムを停止し、1日で大陸中に広がり、アリの大群のようにすべてを食い尽くすのだ。
赤い帽子をかぶったビッグホワイトブラザーはこれに激しく憤り、灰を詰めたカボチャをアリ塚に投げ込む。灰が落ちた場所には1000年間何も育たない不毛の地になる。
その後、ビッグホワイトブラザーは白昼堂々と公衆の面前で裏切り者の首をはねはじめる。彼の統治下では、税金と通貨制度は廃止され、世界は統一され、すべての人が共通の言語を話し、幸福が広がる。
しかしビッグホワイトブラザーが統治に失敗した場合、ダークキングが人類をほぼ絶滅させる破局を引き起こし、選ばれた少数の者だけが5番目の世界に運ばれるということだ。
赤い帽子をかぶったビッグホワイトブラザーの到来は人類にとっての最後のチャンスということになる。ホピ族の伝承の通り「赤い帽子の男」の出現は近いのか。そして我々人類は滅亡を回避できるのか。キリスト教徒がイエス・キリストの再臨に期待しているように、ホピ族も赤い帽子をかぶったビッグホワイトブラザーの到来を待ち望んでいる。
地球上の4番目の文明は敢え無く滅亡することになるのか。それとも深い悟りを開いて滅亡を回避できるのか。その答えが出る時が刻々と近づいていることは間違いない。
参考:「Soul:Ask」ほか