赤ワインやチョコレートに含まれる化学物質、レスベラトロール類似体が細胞を若返らせる可能性(英研究)

11月15日(水)0時30分 カラパイア

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 年をとっても健康でいたい人には朗報なのかもしれない。チョコレートや赤ワインに含まれる化合物が細胞の若返りを助けることが判明したそうだ。

 英エクセター大学とブライトン大学の研究チームの発見は、細胞を見た目も振る舞いも若い細胞と同じにしてしまうというのだ。

 彼らが培養された細胞に使用したものはレスベラトロール類似体と呼ばれ、赤ワイン、チョコレート、ぶどう、ブルーベリーなどに含まれる物質を基にした化学物質だ。

【加齢とともに機能を停止させるスプライシング因子を再稼働】

 エクセター大学による過去の研究では、スプライシング因子という遺伝子クラスが加齢とともに機能を停止することが分かっていた。今回の研究で判明したのは、この機能を停止したスプライシング因子をレスベラトロール類似体がを再稼働させることだ。 

 処置をしてから数時間で、古い細胞が細胞分裂を開始し、さらにテロメアも伸びた。テロメアは染色体のキャップのようなもので、加齢とともに短くなって行く。


【細胞を若返らせることで老化を減少させる】

 この画期的な発見が、老化によって現れるさまざまな変性疾患を抑えながら、よりよい歳の重ね方を可能にするのではないかと研究者は期待している。

 加齢によって病気が増える理由の1つは、人体の組織に老化細胞という、生きてはいるが本来の成長や機能を止めてしまった細胞が蓄積することだ。これは高齢者の内蔵のほとんどに見られ、逆にスプライシング因子はほとんど見られない。

 スプライシング因子は遺伝子のあるべき機能を守る役割を担うが、歳をとるとそうした役割をきちんと果たせなくなってくる。こうなると、問題に対応する細胞の能力が阻害されてしまう。

 エクセター大学の分子遺伝子学者ローナ・ハリーズ(Lorna Harries)教授は、「病気知らずのまま普通の寿命をまっとうするための第一歩」と説明する。


【レスベラトロール類似体が細胞を活性化】

 「私たちのデータは、レスベラトロール類似体を使うことで、加齢によって機能を停止してしまった主要な遺伝子クラスを再稼働させられることを示している」と同教授。さらに老化細胞が若い細胞の機能のいくつかを取り戻すこともあるそうだ。

 エクセター大学の研究員エヴァ・ラットーレ(Eva Latorre)博士は、細胞の変化が広範囲にわたり、しかも素早かったことに驚いたという。

 「ペトリ皿の細胞が若返ったのを見ても信じられませんでした。老いたはずの細胞が若い細胞の姿に変わり始めたんです。何度か実験を繰り返しても、同じ結果でした。その可能性にとても興奮しています」


via:exeter / bmccellbiol / tThesunなど/ translated by hiroching / edited by parumo


 勘違いしがちだが、チョコレートをバクバク食べて、赤ワインガボガボ飲めば良いというわけではなく、そこから培養したレスベラトロール類似体が大事ってことだからね。飲酒は適量でも脳の老化を早めるという研究結果もあるくらいだし(英研究)どんな食品でも食べすぎは体に毒ということはご存知の通り。

 さらに研究が進んでその成分だけを適切な量摂取できるようになるまで、老化にあらがいながら待とうじゃないか。

カラパイア

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