【保存版】2017年のアンビリーバボーな科学的発見ベスト13! 顔と手足のない怪物、未来が過去に影響、宇宙人のメッセージも…!

11月15日(水)17時0分 tocana

イメージ画像:「Thinkstock」より

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 年末にはまだ少し早いが、2017年に発見された目を疑うような生物の映像や画像、あるいは驚異的な研究成果をいくつかご紹介しよう。


■1. 海岸に打ち上げられた顔のない怪生物

 今年8月、アメリカを襲った巨大ハリケーン・ハービー。その嵐が去った後、テキサス州南西部の浜辺に奇妙な生物が打ち上げられた。その生物に手足はなく、目や鼻もない頭部には巨大な口だけがあり、鋭い歯がむき出しになっていた。生物の画像はSNSにアップされると瞬く間に拡散し、世界中で大きな話題となった。

 スミソニアン博物館の生物学者ケネス・タイ氏によると、この謎の生物の正体は「キバウミヘビ(Aplatophis chauliodus)」だという。ウミヘビ科の一種で、主にメキシコからフランス領ギアナにかけての沿岸、海底30〜90mに巣穴を掘って暮らしている生物である。

【その他の画像と動画はコチラ→http://tocana.jp/2017/11/post_15057.html】


■2. オニイソメの恐るべき捕食シーン

 世界中の温暖な海底に生息するオニイソメの捕食映像が公開された。オニイソメはミミズのような細長い体を巣穴に隠し、5本の触手のついた頭部だけを外に出し、獲物が近寄るのを待つのである。海底から突き出た頭部はまるでホラーゲームやパニック映画に出てくるクリーチャーのようだが、その捕食シーンは見るものを恐怖に陥れるモンスターそのものだ。小魚からタコまで、捕まえた獲物をあっという間に海底に引き込む様子はまさに怪物だ。


■3. 未来は過去と絡み合う

 未来の出来事が過去に影響しているという驚くべき可能性が示された。米・チャップマン大学のマシュー・ライファー氏らはベルの不等式から、時間が未来に向かって流れているという証明はできないと結論づけた。量子もつれ状態にある二つの量子は距離だけでなく、時間を隔てても影響し合う可能性があるというのである。


■4. ブラックホールを観測する

 今年、ブラックホールを観測する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」が始動し、天文学者たちはブラックホールの初観測に挑んでいる。イベント・ホライズン(事象の地平面)はブラックホールの中心部、重い天体の周囲を取り囲んでいる輪のことだ。この位置を超えると、光ですらブラックホールから抜け出ることはできない。


■5. 650体以上の人骨で作られたアステカの遺跡

 メキシコのアステカ遺跡で、大量の人骨を積み上げて作った塔が発見された。見つかった人骨は650体以上にも及び、頭蓋骨がタワー状に積み上げられているという。現地の古い記録に残る、人骨を積み上げた巨大なオブジェの一部ではないかとみられている。かつてメキシコを征服したスペイン人たちもこのオブジェを目撃し、恐怖におののいたとされる。

 なお、発見された人骨は当初、定説通り戦争捕虜(若い男性)のものだと考えられていたが、調査してみると、女性や子供の骨も混じっていることがわかった。この発見が何を意味するのか、考古学者たちも大いに関心を寄せている。


■6. ミルグラムの実験、再び

 強大な権威の下では善良な人間も残酷になることを証明したミルグラムの実験。1963年、米イェール大学の心理学者スタンレー・ミルグラムが行った有名な心理学実験である。被験者は生徒と教師に分けられ、教師役は権威者の命令によって生徒役に電気ショックの罰を与える。ミルグラムは、電気ショックの電圧を上げろという指示にどれだけの被験者が従うかを調べたのだ。恐るべきことに、被験者のおよそ65%が命令に従って電圧を最後まで上げた。悲鳴をあげて苦悶にあえぐ生徒役(実は役者だが当然教師役の被験者には伏せられている)の懇願にもかかわらずだ。

 この実験が2015年にポーランドで再び行われ、今年その結果が発表された。1961年のミルグラムの実験が示した人間の心理は2015年でもやはり正しかった。なんと今回は被験者の90%が権威者の命令に従ったという。


■7. クモやヘビへの恐怖は生まれつき

 クモやヘビを嫌う人は多いだろうが、その恐怖は生まれつき備わっていたものかもしれない。ドイツ・マックスプランク研究所のチームは生後6ヶ月の赤ちゃんにクモを含む様々なものを見せ、瞳孔の開き具合を調べた。ストレス(恐怖)を感じると、人間の瞳孔は大きく開くのだという。すると、赤ちゃんもクモやヘビに対して恐怖を感じているらしいことがわかった。クモやヘビといった危険な生物に対する恐怖は防御反応でもあり、生存のために生まれつき備わった機能なのかもしれない。


■8. 琥珀に閉じ込められた1億年前の昆虫

 琥珀に閉じ込められた1億年前の小さな昆虫が調査された。ミャンマー奥地で発見された琥珀に閉じ込められていたのは、顔はカマキリのような逆三角形、体はアリのような形状の奇妙な昆虫だった。詳細な調査の結果、この昆虫は既知の昆虫とは全く違ったものだと判明した。既存の分類体系に含めるには、新たな目(もく)が必要だという。


■9. 遠い宇宙から繰り返し届く謎の高速電波バースト

 遠く宇宙の彼方から届く「高速電波バースト(FRB)」は宇宙科学の大きな謎の一つであり、発信者についてはブラックホール、中性子星、そしてもちろんエイリアンなど諸説ある。地球から30億光年離れた矮小銀河「FRB 121102」はFRB発信源の一つであるが、今年8月、約1時間で15回ものFRBが観測されるという異常事態が起きた。遠い宇宙の果てで、いったい何が起きているのだろうか? 研究者たちは解明に取り組んでいる。


■10. ゴーストポンドから植物を再生する

 枯れて埋め立てられた池「ゴーストポンド」から、かつて生息していた水草を再生させる試みが行われている。植物の種は土中深くに埋め込まれてしまっても何百年も生き延びて、それこそゾンビのように生き返る。イギリスでは過去に埋め立てられた池や湿地を掘り返し、貴重な植物、絶滅してしまった植物を復活させるプロジェクトが進行中である。


■11. 宇宙をつなげる不気味な物質

 宇宙に存在する謎に包まれた物質・ダークマター。天体はクモの巣のような網目構造(フィラメント)を作っていることが知られているが、星々をつないでいるのはダークマターのフィラメントと考えられている。今年4月、このフィラメントが初めて可視化された。詳しくはこちらの過去記事をご覧いただきたい。

■12. 中世のネズミイルカの墓

 イギリスとフランスの間に浮かぶ小島・ガーンジー島で、埋葬されたネズミイルカが発見された。発見した地元考古学者のフィリップ・デ・ジャージー氏によれば、このイルカは14世紀に土中に埋められたという。これは非常に珍しい発見で、なぜイルカが埋められていたのかは謎だ。当時周辺に住んでいた修道士たちによる何らかの儀式の跡なのか、それとも食べるために塩漬けにして埋めておいたのを忘れてしまったのか? 今後の調査結果が待たれる。


■13. 吸血コウモリ、人間を餌にし始める

 アメリカ大陸の吸血コウモリが、人間の血を餌にするようになったと初めて報告された。もともと、吸血コウモリは鳥の血を餌にしていた。しかし、森林破壊で獲物が減り、ターゲットを鳥から人間に変更したのだという。脂肪分の多い鳥の血に比べ、人間の血はタンパク質が豊富だ。吸血コウモリたちは人間の血を消化できるよう、急速に変化しているという。


 少し気が早いが、今年のアンビリバボーはいかがだっただろうか。
(吉井いつき)


※イメージ画像:「Thinkstock」より

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