【インフルエンザ19-20】例年よりも早い流行シーズン入り

2019年11月18日(月)17時15分 リセマム

定点あたり報告数の推移(2017年第36週~2019年第45週)

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厚生労働省は2019年11月15日、第45週(11月4日から10日まで)分のインフルエンザの発生状況を発表。定点あたり報告数は流行開始の目安を上回る1.03人で、全国的に流行シーズンに入ったという。例年よりも早い時期の流行入りとなった。

 2019年第45週の定点あたり報告数は1.03人、患者報告数は5,084人と、第44週の0.95人から増加。流行開始の目安となる1.00人を上回り、全国的なインフルエンザの流行に入った。厚生労働省によると、例年よりも早い時期の流行シーズン入りだという。過去の例をみると、2014年/2015年シーズンは2014年第48週、2015年/2016年シーズンは2016年第1週、2016年/2017年シーズンは2016年第46週、2017年/2018年シーズンは2017年第47週、2018年/2019年シーズンは2018年第49週に流行シーズン入りとなっている。

 第45週の都道府県の発生状況では、沖縄県(4.45人)がもっとも多く、鹿児島県(2.66人)、青森県(2.48人)、長崎県(2.31人)、福岡県(2.03人)、北海道(2.00人)、熊本県(1.80人)、広島県(1.73人)、新潟県(1.61人)、佐賀県(1.33人)、岩手県(1.32人)、宮崎県(1.31人)、 福島県(1.16人)、茨城県(1.13人)、東京都(1.11人)、神奈川県(1.11人)、静岡県(1.11人)、石川県(1.00人)が続いた。前週の定点あたり報告数と比べ、33道府県は増加となったが、2府県は増減に変化なく、12都県は減少となった。

 全国で警報レベルを超えている保健所地域は1か所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は3か所(3県)。基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は71例で、前週(57例)より減少した。25都道府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(27例)、10代(5例)、20代(1例)、30代(2例)、50代(1例)、60代(9例)、70代(10例)、80歳以上(14例)。国内のインフルエンザウイルスの検出状況について、直近の5週間(2019年第41週〜45週)では、AH1pdm09(98%)、AH3亜型(1%)、B型(1%)の順だった。

 厚生労働省はインフルエンザの流行入りを機に、咳エチケットや予防接種といった予防対策を改めて周知。情報発信を行っているほか、インフルエンザなどの感染症に関する相談窓口も開設している。

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