サハリン近海でM6.2の地震、付近の前年事例ではその後震度4が6回

11月20日(水)19時14分 地震NEWS


2019年11月20日の日本時間17:27にサハリン近海でM6.2の地震が発生し、日本国内でも震度1を観測した。ごく近くでは2018年10月にもM6.7の地震が記録されていたが、その後日本海溝から千島海溝にかけての一帯で2ヶ月以内に震度4の揺れが6回起きていた。


2019年11月20日17:27 M6.2 震度1 サハリン近海(深さ約490km)

日本国内で震度1以上を記録したM6以上の地震としては08月29日の青森県東方沖M6.1・震度3以来およそ3ヶ月ぶりであり、日本付近で久しぶりに起きた強い地震であった。

またサハリン近海で発生した地震のうち、日本国内で震度1以上を観測したのは2018年10月13日のM6.7・震度2 [1]のみであることから、今回の地震はこの点に照らせば非常に珍しいものであったとの見方も出来ることになる。

この2018年10月に起きたサハリン近海M6.7は、震源の位置が今回にごく近く、深さも今回の約490kmに対し461kmであった。従って条件の似た類似地震であったと言える。

この時、付近における過去の7事例から「千島海溝から日本海溝にかけての一帯におけるM5以上の地震が目立っていた」「2ヶ月以内にM6.5以上のいわゆるM7クラスに繋がっていたケースが3件みられた」「3例で日本海側におけるM6以上に繋がっていた」と紹介していたが、2018年10月のM6.7の際にはどうだったのだろうか。

7例中3例が該当していた日本海側でのM5以上は起きなかった。また7例中3例が該当していたM6.5以上のM7クラスも発生しなかったが、サハリン近海から11日後には与那国島近海でM6.3・震度3が、また3週間後には国後島付近でM6.3・震度4と近い規模の地震は観測されていた。

一方、千島海溝から日本海溝にかけての一帯ではサハリン近海から2ヶ月以内にこれだけのM5以上が起きていたのだ。

2018年10月13日 M6.7 震度2 サハリン近海
2018年10月22日 M5.0 震度4 福島県沖
2018年10月26日 M5.7 震度4 宮城県沖
2018年10月26日 M5.5 震度3 国後島付近
2018年10月26日 M5.0 震度2 国後島付近
2018年10月27日 M5.0 震度3 茨城県沖
2018年11月05日 M6.3 震度4 国後島付近
2018年11月23日 M5.0 震度4 福島県沖
2018年11月27日 M5.0 震度4 茨城県南部
2018年11月28日 M5.7 震度3 青森県東方沖
2018年12月08日 M5.0 震度4 福島県沖

M5以上が10回、そのうちM6クラス以上が4回、震度4の揺れも6回に及んでいたのである。

前回言及した過去の7例に2018年10月のケースを加えた8例中、日本海溝でのM6クラス以上に絞っても7例が該当し、中には2008年のように3週間後の岩手県沿岸北部M6.8・震度6弱という揺れが発生していた事例もある。

今回の地震以降も同様の流れ、日本海溝沿いM6クラス以上へと連なっていく傾向性に目を向けておく必要があるだろう。


※画像はU.S. Geological Surveyより。

[1] https://jishin-news.com/archives/6646

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