「不自由を灯す」5分間…マッチ箱サイズのアロマキャンドルが秀逸 ただ香りを楽しむ時間創り出す、先端のマッチ素材で着火する遊び心も
2020年11月25日(水)16時39分 BIGLOBEニュース編集部
マッチ箱サイズのアロマキャンドル「Rotch」がTwitterに投稿され、発想が面白いと反響を呼んでいる。
「Rotch」は、マッチ箱に入ったアロマキャンドル。マッチ同様に先端を箱側面に擦りつけて着火することもできるため、火器を別に用意する必要がない。機能面でも便利なアイテムだが、灯すことで得られる約5分間という時間こそが、このアロマキャンドルの真価。「不自由を灯そう。」と語りかけるキャッチコピーには、「火から目を離せない『不自由さ』を重視し、『何もできない時間』を意図的に生み出す」との説明が添えられている。
このアロマキャンドルの作者、多摩美術大学統合デザイン学科3年のサワラさんによると、火の持ってる「不自由さ」を「忙しなく続く日常の中に取り込みたい」と考えたとき、「最も収まりの良い形」がマッチ箱サイズのアロマキャドルだったという。このアイデアは、「新しい光のあり方」というテーマで考えていた時に、「最も身近で原始的な光の代表として『火』を取り上げたこと」から生まれたと語っている。
何もせず香りを楽しむだけの時間を創り出すというコンセプトだけでなくデザインや機能も優れたこのアロマキャンドルには、商品化を希望する声が殺到。「どこで売ってるんだろう、と思ったら個人制作なんですね!」「すごくオシャレなパッケージで惹かれます。お墓参りの時に、ロウソクに火をつけづらいので、もし、商品化されたらかなり助かります!」といった声が寄せられているが、これらの声に対してサワラさんは、「個人制作物ですので販売などはされていません」と回答している。
アロマキャンドルシリーズのデザインをしました
— サワラ (@ogasawara991025) November 23, 2020
キャンドルの先端がマッチになっていて、単体で着火できます。 pic.twitter.com/UdmgIHHvjo