ホームレスの退役軍人の支援活動をする8歳少年。5万ドルの寄付を集め、3000個の「ヒーローバッグ」を配布する

11月25日(月)21時0分 FINDERS

文:岩見旦

英雄のはずの退役軍人がホームレスに

米国メリーランド州に暮らすタイラー・スターリングス君が4歳の時のこと、タイラー君のお母さんは退役軍人についてのYouTubeの動画をタイラー君に見せた。家族の中に軍隊に入っている人がいたため、その重要性を教えるつもりだった。

すると、タイラー君はホームレスで苦しんでいる退役軍人の動画にたどり着いた。その動画は、退役軍人が看板を持って助けを求めているにも関わらず、誰も答えようとしたいという内容だった。退役軍人は皆英雄だと思っていたタイラー君はショックを受け、お母さんに「退役軍人は英雄なはずなのに、何で路上にいるの?」と尋ねた。

タイラー君は退役軍人をすぐに助けたいと考え、お母さんにホームセンターに連れってもらい退役軍人のために家を建てたいと頼んだが、言うまでもなく小さいタイラー君には無理な話だった。

生活用品を詰め込んだ「ヒーローバッグ」を提供

家を建てることが出来ないと知ったタイラー君は、ある画期的なアイデアを思いついた。それは「ヒーローバッグ」をホームレスの退役軍人に配るというもの。このバッグの中には帽子や手袋、毛布、リップクリーム、セーター、歯ブラシと歯磨き粉、石鹸などが詰まっている。

現在8歳になるタイラー君はこの4年間の間、クラウドファンディングサイト『GoFundMe』などを通じて、支援金を5万ドル以上集め、約3000個の「ヒーローバック」を配布した。

タイラー君は、ホームレスの退役軍人を支援する多くの団体にヒーローバッグなどを提供しており、個人としても直接手渡してきた。

年齢や経験より行動力

「退役軍人の方たちはとても感謝してくれています。たくさんと笑顔を感謝の声をもらっています」と、『Good Morning America』の取材に答えるタイラー君のお母さん。「タイラーは人間性や人との絆や親切さについて学んでいます。私はタイラーが自らの信念のために立ち上がり主張していることを誇りに思います」とも。

タイラー君は「ホームレスの退役軍人たちは私たちの国のために尽くしてきたのですから、彼らが必要なものを手にするべきです」と話し、「彼らが幸せなリアクションをする時、私はとても嬉しい気分になります」と明かした。

何か行動を起こそうと思った時、まだ若いから、経験が少ないからと自らをセーブすることは少なくない。しかし、そんなことは言い訳に過ぎないと思い知らされるニュースだ。

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