【医師監修】新生児が鼻をフガフガさせる原因と時期、5つのホームケア

11月28日(木)11時10分 マイナビウーマン子育て

生後1ヶ月以内の新生児が鼻をフガフガとさせていると、病気ではないかと気になりますね。新生児が鼻をフガフガさせるのはなぜか、よく鼻をフガフガさせる時期はいつか、またおすすめのホームケアを紹介します。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウイメンズホスピタル小児科勤務。小児科専門医

鼻がフガフガする原因って?

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狭い鼻の穴から息をするから

赤ちゃんは生後数週間経つ とそれまでに比べて体全体の肉づきが良くなってきます。すると、鼻の中の空気の通り道も肉づきが良くなって、一時的に狭くなってしまいます。赤ちゃんは大人のように口から呼吸はできないため、鼻の中の空気の通り道が狭くなっても鼻から呼吸をします。そのため、鼻がフガフガしたりブーブーと音がすることがあるのです。

新生児の鼻がフガフガしたりブーブー鳴っても、母乳やミルクをよく飲んでいて、元気でよく眠っているのならまず大丈夫 なので、焦らず様子を見守りましょう。

そもそも新生児の呼吸は多め

赤ちゃんと大人の呼吸を比べると、回数も大きく違うことが分かります。大人の場合、1分間に平均で12〜18回呼吸をします。一方、新生児は平均で40〜50回、乳児は30〜40回も呼吸をします[*1]。

鼻を盛んにフガフガしていたりブーブー鳴ることが多いように感じても、大人よりも呼吸の回数が多いために目立っている可能性もあるのです。

鼻づまりが気になったら

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鼻づまりが多い月齢って?

赤ちゃんの鼻がつまっているために、フガフガすることもあります。赤ちゃんの鼻づまりがよく見られるのは、生後1〜2ヶ月ごろです。 全身の肉づきがよくなり鼻の肉づきもよくなって鼻の中が狭くなったために、鼻もつまりやすくなるのです。生後3ヶ月を過ぎて全身が成長し、鼻の穴も大きくなると、鼻づまりもしにくくなってきます。

なお、鼻づまりは風邪などの病気によって引き起こされることもあります。赤ちゃんの鼻のフガフガが鼻づまりで起きている場合、母乳やミルクを飲まない、機嫌が悪い、眠らないなど、鼻フガフガ以外に普段と違う様子も見られたら、医療機関で診てもらいましょう。

鼻の通りをよくするには

鼻がフガフガしていても、赤ちゃんの機嫌がよく、母乳やミルクもよく飲んでいて、体重も順調に増えているなら、まずはホームケアで対応しましょう。1〜2回ホームケアをしても鼻のフガフガはすぐによくはなりませんが、続けるうちに少しずつ改善していきます。気長に続けてみてくださいね。

鼻くそは取る

赤ちゃんの鼻のすぐ内側に鼻くそがたまると、鼻の通りが悪くなってしまいます。放っておくと母乳やミルクが飲みにくくなることがあるので、鼻くそは取ってあげましょう。赤ちゃん用の細い綿棒を使って、そっと取り除いてあげてください。 お手入れするなら鼻くそがやわらかくなっているお風呂上りがおすすめ。 強くぬぐうと鼻の粘膜を傷めやすいので、優しくやってあげましょう。

鼻水は吸い取る

赤ちゃんの鼻の穴は小さいため、気温の変化などちょっとした環境の変化から鼻の中の粘膜が腫れてしまって、鼻をつまらせることがあります。鼻水がたくさん出ていたら、鼻汁を吸ってあげると一時的ですが鼻のつまりをよくすることができます。赤ちゃん用の鼻吸い器を使って、鼻の中を傷つけないように気をつけながら鼻水を取ってあげましょう。ただし、鼻水が少なかったり粘っこい場合は、吸引しにくくなります。そんな時には耳鼻科や小児科で専門的な吸引機を使って鼻汁を取ってもらうと、鼻の奥の鼻汁も取ることができます。

乾燥を防ぐ

湿度が下がると鼻はつまりやすくなります。湿温計を部屋に置き、加湿器を使ったり洗濯物を室内に干して、部屋の湿度をできるだけ保つようにしましょう。お風呂の湯気を吸わせてあげる のもいいですね。

そのほか生活環境の改善

部屋の中を丁寧に掃除して、室内のほこりやばい菌を減らすなど、生活環境の改善を心がけましょう。 部屋の温度管理や季節に合った服を着せているかどうかなどもチェックすると安心です。親も子も過ごしやすい環境作りを心がけてあげたいですね。

こんな時には小児科へ!

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鼻がフガフガするだけであればいいのですが、時には病気が隠れていることもあります。鼻がフガフガしていて病院で診てもらう必要があるのはどんな時なのか、知っておきましょう。

早めに診察を!

鼻がフガフガするだけでなく、次のように赤ちゃんの様子が明らかに違う時には病気によって引き起こされている可能性があります。できるだけ早く小児科で診てもらいましょう。

・母乳・ミルクの飲みが明らかに減った・喉の下、肋骨の間がへこんで苦しそうに息をしている・鼻汁がとても多く、息が荒くなっている ・呼吸の音がゼエゼエしている

気がかりなら診察を

赤ちゃんの機嫌がよく、母乳やミルクをよく飲んでいて、体重も順調に増えていても、鼻のフガフガが気がかりで不安になることもあるかもしれません。赤ちゃんの様子をしばらく見ていて気になる時には 、ひとりで思い悩まずかかりつけの小児科に相談してみましょう。 その赤ちゃんに合った対処方法や、その子の鼻がフガフガする原因や対処法のアドバイスをもらえたり、不安な気持ちを軽くすることができます。

また、「#8000」のこども医療でんわ相談に電話をして、現在地の都道府県の相談窓口で小児科医や看護師に相談をすることもできます。相談を受け付けている時間帯は地方自治体によって異なるので、詳しくは各地方自治体に確認するか直接#8000にかけてみてくださいね。

まとめ

生後1ヶ月以内の新生児のうちは鼻の中の空気の通り道が狭めです。特に生後数週間経って全身の肉づきがよくなると、鼻の中の肉づきもよくなって空気の通り道がさらに狭くなります。また、もともと赤ちゃんは大人よりも呼吸の回数が多く、鼻呼吸だけをするため、鼻がフガフガしていると目立ちやすいのです。

一般的には、生後3ヶ月くらいになって体の成長とともに鼻の穴が大きくなると、フガフガも減っていきます。鼻がフガフガしていても、機嫌がよくて母乳やミルクをよく飲み、体重も順調に増えているなら、ホームケアで対処しながら様子を見てあげましょう。

なお、病気が原因で鼻がフガフガすることもあります。鼻のフガフガ以外にも普段と違う症状が見られたら、早めに小児科で診察を受けましょう。また、鼻のフガフガが気になって不安な時にも、医療機関などに相談しておくのがおすすめです。

新生児期は1ヶ月で終わってしまうごく短い時期です。気になることがないか赤ちゃんの様子を見守りながら、生まれて間もない赤ちゃんとの毎日を満喫してくださいね。

(文:大崎典子/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです

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