「ゲイにもいい人もいれば悪い人もいる」もちぎさんがゲイ風俗の実態を発信し続ける理由

11月29日(金)17時0分 文春オンライン

 ツイッター開始1年でフォロワー数51万人超え、元ゲイ風俗ゲイバーの従業員という経歴を生かし、ポジティブで優しく時にすけべなツイートが人気を集めているもちぎさん。今まで公の場に登場したことのなかった彼が、11月7日に開催されたAbemaTV「Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜」MASHING UP Vol.3コラボ公開収録スペシャル「“普通”ってナニ?」に覆面姿で登壇した。ここでは放送よりひと足早く、イベントの盛り上がりをお届けします。


 パーカーのフードを被り、呼吸困難に陥りそうなフルフェイスのマスクとサングラスという完全防備な姿に司会のSHELLYさんもりゅうちぇるさんもかなり驚いた様子でイベントは始まった。



『あたいと他の愛』【あたいと希望】を読む


 ちょうど見本ができたばかりの新刊の『 あたいと他の愛 』を手に登場したもちぎさんに、「そのカバーに描かれているイラストが「もちぎ」ってことですか?」とSHELLYさんが聞くと、りゅうちぇるさんが「ツイッターの裏アカで自分が知らない世界の人たち、キャバ嬢や風俗嬢、ホストなどをフォローしており、その中でもちぎさんのツイートがよくリツイートされてくる。そのアイコンと一緒なんです」とその人気を説明。


 もちぎさんは、ツイッターで発信する理由を「ゲイバーまでは知っていてもゲイ風俗の実態までは知らない人たちが多い。『おっさんずラブ』のテレビドラマやBLコミックなどでLGBTQが受け入れられる社会になりつつある今、ゲイのリアルな性の話やカップルの事情、ゲイにもいい人もいれば悪い人もいるなどを発信しより理解を深めたい」と明かした。



 もちぎさんは人生のターニングポイントについて聞かれると、18歳の時だと答えた。


 母子家庭で、仕事が長続きせず働かない母親から、高校1年では月4万、2年では月5万、夏休みには11万入れるように要求されていたと話すもちぎさんに、SHELLYさんりゅうちぇるさんをはじめ会場からも驚愕の声があがった。



 アルバイトしてもその大半を母親に搾取され、自分で使えるお金を稼ぐために始めたゲイ売春が母親にバレて、ゲイであることも受け入れてもらえなかったため、家出して上京した18歳がもちぎさんのターニングポイントになったのだ。売春はよくないことだけれど、もちぎさんの話を聞くとそれが悪いとは言い切れない自分がいる、とりゅうちぇるさんがもちぎさんの置かれていた境遇に深く思いをよせた。



 新刊『あたいと他の愛』では、このターニングポイントまでの、苛酷な家庭環境と、その中でもちぎさんを支えた人との出会いが綴られている。


 ツイッターではその生い立ちに共感して、自分の悩みを打ち開けるフォロワーも多いという。「みんながそれぞれ置かれている状況は違うから同じようには言えないけれど、自分がどうやって生き抜いてきたかといえば、それは諦めだった。でもそれは、自分の人生はどうにも変えられないというような後ろ向きな諦めではなかった。今は無理だ、今はできないけどいつかやろうという時間的な諦めと、自分の今の状況では母を支えられないという環境的な諦めから家を出た」という。逃げではなくて、どうしようもないことを諦める、そういう生き方もあるのではないかともちぎさんは提案した。



 今回の公開収録で、もちぎさんは、ゲイ風俗のことや母親についての今の思い、もちぎさんにとっての「普通とは何か」、これから発信していきたいことについてを語り、会場は大いに盛り上がった。


★このイベントの模様はAbemaTVのAbemaNewsチャンネルにて12月14日(土)21:00-22:00と12月28日(土)21:00-22:00に放送予定です。


番組サイト→ https://news-hikigeki.abema.tv

過去の放送→ https://abema.tv/video/title/89-64





「包丁を向けられても、ゴミ袋に詰められても」もちぎさんが母ちゃんを恨めない理由 へ続く



(「ライフスタイル」出版部)

文春オンライン

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