実は鉄分豊富な「パセリ」 選び方と上手な使い方
2022年11月29日(火)17時0分 ココカラネクスト
今回はパセリについてお伝えしていきます。
パセリの歴史
パセリは、セリ科オランダゼリ属の植物で、実はとても古い歴史を持っているんです。原産地はヨーロッパ中南部からアフリカ北部の、地中海沿岸と考えられています。
その歴史は、古代エジプトや古代ギリシャの時代から、食用のみならず薬用や口腔衛生のためにも使われてきたことが分かっています。
そんな太古の時代から、日本から遠く離れた場所ですでにその爽やかな香りが認められていたのです。
そんなパセリが日本に入ってきたのは、18世紀になってからのことです。
「セリ科オランダゼリ属」の名のとおり、オランダから長崎の出島に持ち込まれました。しかし、本格的に栽培され始めたのは明治以降のこと。
しかも、メインに食されることはなく、やはり当時から、料理の添え物としての存在だったようです。
今も昔も、私たちはパセリの効果を十分には受け止めていないと言えるかもしれませんね。
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パセリの種類
パセリには、いくつかの種類があります。そのうち、日本で手軽に食べることができるのは、モスカールドパセリとイタリアンパセリの2種類です。
種類:モスカールドパセリ
形状:葉が細かく縮れている
特徴:一番よく見かける種類、料理の彩りとして使われることが多い
種類:イタリアンパセリ
形状:縮れのない大きめの葉
特徴:味はモスカールドパセリと大差ない、サラダやスープなどに散らして食べることが多い、近年取り扱うお店が増えた
他にも、ハンブルクパセリという根を食べる種類や、ナポリタンパセリがありますが、今のところ日本ではなかなかお目にかかれません。興味がある方は、輸入食品店などで探してみても楽しいですよ。
パセリの旬
パセリはハウス栽培が盛んな野菜なので市場では通年出回っていますが、パセリが美味しくなる旬の時期は3月〜5月頃と9月〜11月頃です。
旬の時期のパセリは葉も柔らかく、歯触りも良いので食べやすいです。
見分け方としては、葉の色が鮮やかな緑色でツヤのあるもの、葉が細かく縮れていてハリのあるものが新鮮な証拠なのでおすすめです。
パセリの特徴
パセリは日当たりと水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。寒さには強いですが乾燥に弱く、適度な湿り気のある場所で育ちます。
草丈30cm以上にも生長し、初夏にかけて茎の先端に黄緑色の小花をつけます。料理のつけ合わせにする葉は、春から秋にかけて収穫できます。
パセリには様々な種類があります。日本でよく見かけるのは葉が縮れたモスカールドパセリ(カーリーパセリ)です。ヨーロッパでは葉が平たいイタリアンパセリが一般的に使用されています。
パセリの栄養その①:鉄分
パセリには、100gあたり、鉄分が7.5mg含まれています。鉄分には、貧血予防・疲労回復・立ちくらみの改善の効果が期待できます。
女性は月経があるので、貧血になりがちです。なので、パセリをこまめに食べて予防してみてはいかがでしょうか。
選び方のポイント
パセリを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
①葉の先までシャキッとしているか。
②鮮やかな緑色をしているか。
③葉の内側にもハリと縮みがあるか。
④茎の部分がしんなりしていたり、ハリがなく黄みがかったりしているパセリは避けるようにしましょう。
パセリの利用法
・ドレッシング
パセリを細かく刻んで好みのオイル、酢、塩・コショウ、砂糖などと混ぜる
・スープ
細かくしたパセリを好みのスープやポタージュに浮かべる
・ソース
パセリとオリーブオイル、塩・コショウ、ナッツ(好みのもの)、にんにくをフードプロセッサー入れる
パセリのドレッシングに、おろしたにんにくや玉ねぎを加えても美味しいですよ。酢の代わりにレモン汁を使っても◎です。
パセリのソースは、魚のムニエルや肉のソテー、蒸し野菜などにつけて食べると絶妙です!
パセリの栄養その②:βカロテン
パセリに多く含まれるβカロテンは抗酸化作用が強く、生活習慣病を予防する効果が期待できます。
さらに体内でビタミンAに変化し、視力を守る・髪の毛を生き生きさせる・粘膜や皮膚を守る・呼吸器を守る働きをします。
パセリに含まれるβカロテンは、若さや健康の維持に役立つ大切な栄養素です。
[文:meilong スタッフ]
「東京・恵比寿で美容鍼灸,鍼灸治療をお探しならmeilongへ(https://www.meilong.jp/」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。