高校生「今の自分が好き」54%…スタサプ自己肯定感調査

2023年11月29日(水)19時15分 リセマム

自己肯定感に関するアンケート

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リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は2023年11月24日、現役高校生を対象に「自己肯定感に関するアンケート」の調査結果を公開した。今の自分が好きな高校生は、約54%と過半数に達した。

 「自己肯定感に関するアンケート」は、2023年9月29日から10月1日の期間、スタディサプリ編集部の高校生エディター・公式LINE登録者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は682件(男子181件、女子488件、性別を選択しなかった人13件)。

 「今の自分が好き?」という質問に対して、「はい」が54.1%、「いいえ」が45.9%で、過半数が「今の自分が好き」と回答したことがわかった。

 今の自分が好きかどうか「もっとも影響していることは」については、「内面(性格)」が27.3%ともっとも多く、ついで「内面(能力)」が17.3%、「外見(顔)」が16.3%、「家族・友人など周囲の人」が15.8%。内面が自己肯定感に影響している結果となった。フリーコメントでは「どんなことでも負けたくない負けず嫌いなところが好き」(高3男子/宮城県)「何やっても何だかうまくできない自分にいつも満足がいかない」(高2女子/埼玉県)など、自分自身と向き合う高校生が多いことがわかった。

 「自己肯定感に一番影響していたコミュニティー」については、「高校のクラスメイト・友達」が44.3%でもっとも多く、「家族」が13.3%、「中学生までの友達」が12.3.%で、家族よりも友達が大差をつけた。高校生の自己肯定感は、自宅より、長い時間を過ごす学校生活であることがわかった。

 高校のクラスメイトや友達、中学生までの友達を選んだ人に「自分の自己肯定感を上げてくれた言葉」を聞くと、「夢があることってすごいね」「〇〇は誰よりも頑張ってる」「〇〇といると毎日楽しいよ」など、他人との比較ではなく、本人を丸ごと肯定してくれる言葉が多く見られた結果となった。

 また、高校生と密接な「進路」において、自己肯定感が影響していることがわかった。自己肯定感の高い人は、そうでない人に比べて「進路決定度」が高い結果が出たという。「今の自分が好き」と回答した人の約半数が、「自己肯定感のUP・維持のためにしていることがある」と回答。「毎日英単語を覚える」「毎日継続的に勉強して、やることリストを作っている」や、筋トレ、スキンケアなどのルーティンがあることがわかった。

 スタディサプリ進路ブック編集長の仲井美夏氏は「自己肯定感の高い人の行動『自己管理能力×継続力』の組み合わせにより、目標やなりたい自分のために、自ら決め事を作り日々達成していく行動をしている。自分への信頼を積み重ね、自己肯定感や決定力を育んで進路選択にも影響しているのかもしれない」とコメントしている。

 アンケートの詳細は、スタディサプリ進路内の「#高校生なう」で閲覧できる。

リセマム

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