JINSの作った高級シェアオフィスがライター・編集者の天国だった件 机・椅子は3種から選択、寝具常備で自由に昼寝

2017年12月1日(金)19時14分 キャリコネニュース

JINSとそのパートナー企業が手掛ける会員制ワーキングスペース「think lab」が12月1日、東京・飯田橋にオープンした。最近はシェアオフィスやコワーキングスペースを多く見かけるようになったが、中でもここは「世界一集中できる環境」を目指して作られたという。

新規事業を考えたい人など、高いパフォーマンスを求められる人の利用を期待しているというが、ネタ出しや執筆、締め切りなどに追われるライターや編集者にとっても、集中できるかどうかは仕事に大きく関わるため、気になるところだ。世界一を謳うこのスペース、果たしてどれほどの設備だというのか。

おやつや飲み物に加えビールも無料 締め切り後の打ち上げまでできそう

シェアオフィスはビルの29階にある。エレベーターを降りて「think lab」の掲示を横目に進むと、暗く細長い通路に入る。think labは神社仏閣の構造を参考に作っただけあって、掲示は鳥居、通路は参道を模している。高野山の森をイメージしたという木の香りもかすかに漂っている。

道を抜けると、周囲には観葉植物が配置され、上からは鳥の鳴き声、下からは小川のせせらぎ音が聞こえる、開放的なスペースが広がる。利用者はここで受付を済ませる。

ワークスペースはオープンスペースと個室スペースに分かれ、オープンスペースには一人がけの椅子と机が3列、計162席配置されている。全て窓の方向を向いているのは禅の影響だという。

列によって椅子や机が違うのも特徴の一つだ。窓に近い列から順に、深く腰掛けられる椅子、程よく前傾姿勢になる椅子、座席が高く目の前のことに集中しやすい椅子が配置されている。

リラックスしながら新しい企画案を考えたい時は窓側、とにかく集中して原稿を書き上げてしまいたい時は部屋の内側の列と、その時のテンションや仕事内容に合わせて選べる。机には電源タップがついていて、広さも十分。個室スペースは12席で、こちらは予約制になっている。

奥のラウンジペースでは無料のコーヒーやスープ、おやつを自由に手に取り、リフレッシュと糖分補給が出来る。そしてなんとビールも無料。原稿完成後のひとり打ち上げまで出来てしまう。

また、電話ボックスのような扉付きのスペースでは、外の音を遮り静かに話せる。編集者からの急な連絡や電話取材が発生しても心配ない。有料だが、個室のマッサージルームも2つ用意されている。

料金は月額7万円から ここぞというときに使ってみるのもアリ?

ワークスペースから離れた場所にある畳スペースには、敷き布団を10枚常備。利用者が自由に使って仮眠を取れる。寝具を提供したエアウィーブの広報担当者は、

「パワーナップと呼ばれる20分程度の昼寝が集中力を上げると言われています。今回提供した寝具では、これまで大学等と研究を重ね開発した独自素材を使っていて、科学的な裏付けによる質の高い睡眠を実現できます」

と胸を張る。筆者も寝てみたが、布団にありがちな、腰のあたりだけが沈む感覚が少なく、布団全体で体が支えられている感じがして心地よかった。

オフィスの利用料金は、いつでも自由に使える定額プランが月7万円、必要に応じてスポットで利用できるチケットプランは、5回で3万5000円、10回で5万円。安い金額ではないが、締め切り前に追い込みたい時には、心強い味方になってくれるかもしれない。


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