ゆたぼん父子はなぜ連日ネットニュースになり続けるのか?

2022年12月1日(木)11時0分 ココカラネクスト

 その名をネットニュースで見ない日はないと言っても過言ではないでしょう。

「少年革命家」として日本一周を敢行した中学生ユーチューバー「ゆたぼん」です。

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 不登校を公言するゆたぼんは、「47都道府県をまわり、不登校の子やその親御さんといった多くの人たちに元気と勇気を与えたい」と宣言。クラウドファンディングを利用して人々から支援を募り、6月末から日本一周をスタート。11月13日、見事にゴールしました。

 心理カウンセラーや講演会講師などを務める実業家の父・中村幸也さんとともに、歯に衣着せぬ言動が注目を集めています。

 なぜゆたぼんと、ゆたぼんのパパはここまで、ネットニュースで取り上げられるのでしょうか。

 ネットメディアの関係者は言います。

「簡単です。彼らは数字=PVを『持ってる男』だからです。『PVを稼ぐ記事=いい記事』とは限りませんが、ネット記事を配信するメディアはほぼ例外なく、PV増のプレッシャーと戦っています。SNSの投稿と反応で簡単に記事化ができて、さらにPVをもたらしてくれるゆたぼん父子は、ネットメディアにとってありがたい存在なのです」

 あるスポーツ紙のネット編集部員は、その価値をこう評価します。

「『バズる記事』の指標の一つがコメント数。ゆたぼん父子の記事には、1000を超えるコメントが書き込まれることも不思議ではありません。『読まれる記事はさらに読まれる』がこの世界の鉄則。アンチもファンも黙って見てはいられないという点において、小室圭さんクラスの存在感を示していることは間違いないでしょう」

 なぜここまで人々の関心を集めるのか。前述のネットメディア関係者は、こう分析します。

「コロナも落ち着き、朝は満員電車で通勤、通学する人々も多くなりました。誰でも好き勝手にやりたいことをやって生きたいとは思っているけど、実際はそうはいかない。中学校に行けばスクールカーストの中で上手く立ち回りつつ、少しでも偏差値の高い高校に進学できるよう、必死にやらなければならない。そういったハードルは若者の成長に必要不可欠とも言えますが、そんな常識人にとってゆたぼんのような自由奔放な生き方は、ヒトコト言わずにはいられないわけです。そんな人々のジレンマが、コメント欄に表れているのではないでしょうか」

 義務教育の中で、敢えて不登校を決め込むからこそ、これまではゆたぼんの一挙手一投足に興味が注がれてきました。問題は16歳以上になったゆたぼんが、どんなビジョンを描き、どんな人生を送っていくかでしょう。その生き方が正しいか否か、結論を出すのはもう少し先になりそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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