ネタバレが大惨事に!南極殺人未遂事件。読んでいた本のオチを暴露されて同僚を刺した男

12月1日(土)22時30分 カラパイア

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 これから読む本・漫画、これから見る映画。ある程度のあらすじはわかっていても、核心に迫る部分は自分で確かめたいという人が多いはずだ。

 もちろんあらかじめ筋書きを全部しっかり知った上で読んだり見たいという人だっているだろうし、恐怖系なら逆に知っておきたいと思うかもしれない。

 だがこういった「ネタバレ(ネタばらし)」には細心の注意が必要なのだ。それがもとで殺人事件に発展してしまうケースもあるのである。

 南極、サウスシェトランド諸島キングジョージ島にあるベリングスハウゼン南極観測基地で働くロシア人が、同僚をキッチンナイフで刺し、殺人未遂の罪で告訴されている。

 犯行の動機は、読んでいた本の結末をばらされたからだ。

・南極を舞台に繰り広げられた殺人未遂事件

 セルゲイ・サヴィツキー(55)とオレグ・ベログゾフ(52)は、ベリングスハウゼン南極観測基地で4年間一緒に働いている。

 だが、この10月9日、サヴィツキーがキッチンナイフでベログゾフの胸を刺すという事件が起きた。これは南極で起きた初めての殺人未遂として知られ、動機は本の結末のネタバレだという前代未聞の事件として歴史に残ることになるだろう。

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・いつも先に本を読んではネタばらしをしていた

 最果ての地、南極での娯楽と言えば限られている。ロシアの報道によると、ふたりは大の読書好きで、隔絶した研究所で時間を過ごすのに、多くの本を読んで過ごすのを習慣としていた。

 だが、ベログゾフはいつも、サヴィツキーよりも早く最後まで本を読んで、その結末をバラすという嫌がらせをしていた。

 10月9日、いつものようにベログゾフがサヴィツキーが読んでいた本のネタバレをした。堪忍袋の緒が切れたサヴィツキーは、思わずナイフをつかんでベログゾフの胸を刺したのだ。

 幸いなことに、ベログゾフはすぐにチリの病院に送られて一命をとりとめた。ナイフは心臓を傷つけていたが、現在の容体は安定していて、完治が見込めるという。

 一方、サヴィツキーは10月20日にサンクトペテルスブルグに移送されて警察に投降し、現在、殺人未遂の罪で軟禁下にある。ベログゾフを襲ったことは認めているが、決して殺すつもりはなかったという。

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ロシアの南極観測基地、ベリングスハウゼン基地


・ウォッカは足りていても娯楽は足らず

 楽しみにしていた小説のネタバレというベログゾフの残酷な仕打ちが、追い打ちをかけ、ザヴィツキーがブチ切れるきっかけになったのかもしれない。

 捜査員は、アルコールや研究所の閉鎖的な環境が、事件の一端を担った可能性があるとしている。

 ベリングスハウゼンには、ジムや小さな図書館があるが、ロシアのテレビ番組は2チャンネルだけしか見られない。

 しかし、ロシアから送られるウオッカが足りなくなることはないという。

References:Antarctic scientist 'stabs colleague who kept telling him the endings of books he was reading on remote research station’/ written by konohazuku / edited by parumo

カラパイア

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