佐久間由衣インタビュー 草彅剛主演の舞台『ヴェニスの商人』は「観ていてハラハラドキドキのエンターテインメントです!」富豪の美女ポーシャ役に挑戦
2024年12月2日(月)9時0分 ガジェット通信
草彅剛が稀代の悪役・シャイロックに挑戦する舞台『ヴェニスの商人』が、2024年12月6日(金)の東京公演を皮切りに全国三都市でスタートする。演出は現代演劇界で実力のある演出家の一人、森新太郎が務める。
この誰もが知るシェイクスピア不朽の名作に、俳優の佐久間由衣がポーシャ役で出演を果たす。本人にインタビューを行った。
佐久間は、「お話をいただいた時はうれしかったのですが、同時に自分に務まるかどうか不安も押し寄せてきました」と当初のことを語る。自身初舞台「てにあまる」の直後で、舞台の面白さ、厳しさを知った後だった。「演出の森さんとお話する機会を作っていただいて挑戦することを決意しました」。
野村周平演じるバサーニオが求婚する富豪の美女ポーシャについて佐久間は、「自分の意思がしっかりとある女性。当時の女性としては珍しく、エネルギッシュで慈悲深くて、自分に自信がある女性で、わたしとは違うタイプの人間です(苦笑)」という。自分自身から遠い役柄の際は、「役柄にも人生があり、価値観があり、それを一から作り上げることはどのキャラクターでも同じことなのですが、ポーシャは自分から離れている分、想像で作り上げないといけない楽しさと大変さがありますね」と意気込む。
開幕を控え佐久間は、「わたし自身はシェイクスピアに詳しくはないのですが、こんなにも楽しい喜劇があることがまず驚きで、起承転結もしっかり描かれていて、観ていてハラハラドキドキして、エンターテインメント性がとっても高いです。どんな舞台になるのかわたしもドキドキしています」とアピールした。12月6日(金)〜日本青年館ホールで開幕。
■ストーリー
貸した金を返せなかったら、あんたの体から、きっかり1ポンド、切り取らせてもらおうか———
高利貸しのシャイロック(草彅剛)は高潔な商人・アントーニオ(忍成修吾)にそう突きつける。親友・バサーニオ(野村周平)が富豪の美女ポーシャ(佐久間由衣)に求婚する為の資金を援助したいアントーニオはシャイロックの申し出を受け入れる。アントーニオの助けを得てバサーニオはポーシャのいるベルモントに向けて旅立つ。供の友人・グラシアーノ(大鶴佐助)がポーシャの侍女ネリッサ(長井短)と恋仲になるなど、全ては順調に運んでいた。一方で、シャイロックの娘・ジェシカ(華優希)がバサーニオらの友人・ロレンゾー(小澤竜心)と駆け落ち。それを知ったシャイロックは激昂する。更に、アントーニオの財産を積んだ船が海に沈んでしまう。シャイロックは「肉1ポンド」の契約をかざし、容赦なく冷酷にアントーニオを追い詰める……。
『ヴェニスの商人』脚本ウィリアム・シェイクスピア訳松岡和子演出森新太郎出演草彅剛野村周平 佐久間由衣 大鶴佐助 長井短 華優希 小澤竜心 忍成修吾春海四方 大山真志 青柳塁斗 石井雅登 冨永竜 田中穂先 天野勝仁 久礼悠介
【東京公演】 日本青年館ホール:2024年12月6日(金)〜22日(日)【京都公演】 京都劇場:2024年12月26日(木)〜29日(日)【愛知公演】 御園座:2025年1月6日(月)〜10日(金)【製作】TBS / CULEN【公式ホームページ】venice-stage.jp【公式X】https://x.com/venice_stage【公式Instagram】https://instagram.com/venice.stage/
(執筆者: ときたたかし)