失敗から学ぶ!家計が赤字になる「マイホーム」とは?

12月4日(水)19時30分 All About

「住まい」は基本的な生活を営むためにもとても大切な場所です。しかし、どんな「住まい」に住むかによって、家計が大きく増減します。

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水道光熱費が高くなる家に住んでいませんか?

広くて、吹き抜けで、庭には芝を張って……と大きく素敵な家に憧れる気持ちは理解できますが、家が大きくなれば、そのまま水道光熱費も高額になることを肝に銘じましょう。

住宅ローンや家賃といった固定費以外に、ランニングコストである水道光熱費も同時に増えても、同じように年収が増える時代ではなく、子どもを大学に進学させる頃には家計のバランスが崩れ破綻してしまいます。

マイホームを持つ時はその家に住んだ時の水道光熱費も想定し、長期の資金計画が必要です。

お金と労力と時間のかかりすぎる家を持つと幸福度が下がる

以前築15年の5DKの広い貸家に住んだことがあります。部屋数も多く、間取り、キッチン、風呂、トイレ、収納等、全てがゆったりと大き目に作られており、一見広々して良い家でした。しかし、家計面では水道光熱費の負担がそれまでの2倍になりました。

部屋が広いので冷暖房の効きが非常に悪く、水道光熱費節約オタクとはいえ、なかなか一定金額から下がることがありません。寒さ暑さに耐え忍ぶ心身ともに貧しくなるほどの節約は好きではないので、高額な水道光熱費を払い続けました。

部屋が広く、部屋数が多いと、掃除も大変です。掃除機のコンセントの抜き差しだけでも一苦労です。段差の多い家だったのでお掃除ロボットも役に立たず。

更に、芝生の広い庭がついていたので、春から秋にかけては雑草など手入れが大変。時間があると庭で草むしりという日々です。芝生の手入れに追われ、野菜や花などを植える気力すら無くなってしまいます。

家というのは、広ければ良いというものではないと改めて知りました。ある程度の広さ・ゆとりは必要ですが、水道光熱費といったランニングコスト、掃除の手間などそこで生活することに負荷がかかりすぎると、お金や時間の余裕が減り、幸福度は下がります。

マイホームは、水回りなど「動線」を意識して家事・炊事がしやすいように設計されます。これと同じように、水道光熱費のかかりにくい「省エネ性」も重要視して構造や間取りを設計し、住宅設備・電化製品の選択をすることがとても大切です。

「住まい」は基本的な生活を営むためにもとても大切な場所です。だからこそ、ついついお金をかけて作ってしまう気持ちはわかりますが、思うように年収が増えない時代に長期間のローン返済を抱えての家計のやりくりはとても大変です。

さらに水道光熱費といったランニングコストが増えてしまうのは家計に大きなダメージを与えます。せっかくマイホームを持つのなら、水道光熱費といった家計費が軽くなるような家作りをしませんか?

マイホームの「ゆとりの空間」に浪費していませんか?

マンションは効率性を重要視していますので、あまり部屋や空間の無駄は生まれませんが、戸建や注文住宅になると、ついつい「ゆとり」にお金を浪費しがちなので注意しましょう。

2階建てなど部屋数を多くしても、将来は物置部屋になりがちです。捨てるのがもったいないと、使わない物を保管する部屋のためにも住宅ローンは支払うのです。

家計に十分なゆとりがある場合は「ゆとりの空間」にお金を使っても問題ありませんが、使わない物にお金を払い、老後のお金がないと嘆くのはおかしな話です。特にこだわりがなければ、最低限プラスアルファ程度のゆとりで十分ではないでしょうか。

「住まい」にかけるお金が今後の生活に与える影響をしっかり考えましょう。マイホームや住宅ローンを持つ時は、人生やお金について真剣に考える良い時期になります。家族でしっかり話し合い、分からない時にはファイナンシャルプランナーなどに客観的にアドバイスしてもらうことも大切です。
(文:二宮 清子(マネーガイド))

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