大丈夫?借金地獄に陥りやすい人の7つの特徴「10円単位の節約を気にする」「安いから買う」

2019年12月4日(水)13時1分 キャリコネニュース

借金、したことありますか? 僕はあります。ギャンブルにハマり、1000万円の負債を抱えたことがあります。「借金」と聞くと悪いイメージですが、住宅や車のローンなども借金のうち。会社経営でも融資を受けて事業拡大させます。

必ずしも悪いものではありませんが、無駄な消費や浪費、ギャンブルなどでの借金のイメージが強いのではないでしょうか。改めてギャンブル依存症で借金まみれだった当時の自分を省みると「あー、それじゃ借金してしまうしお金は増えないわな」という行動ばかりしていました。

僕のところに借金による不安を訴えて相談に来る人も少なくありません。その中で、浪費や消費のために借金をしてしまう人には、ある特徴があることに気づきました。年末商戦が始まるこの時期。ついついお財布の紐が緩んでしまいがちですが、果たしてそのお金の使い方は大丈夫なのでしょうか?(文:ちばつかさ)

お金がある人とない人の特徴は?

仕事上、お金がある人とお金がない人に接する機会が多く、両極端なパターンをいつも目の当たりにします。年商何十億円の社長さん、億単位を動かすトレーダー、月収100万円を超す人などと接する一方、

「カードローンで何百万の借金を……」
「気づいたらショッピング枠がどれもいっぱいで……」

など、気づいたら消費や浪費で借金を作ってしまった人もいます。両者のお金の使い方は真逆で、その感覚の違いが"搾取する側"と"される側"を生み出してしまいます。むしろ特徴をみると?勝手に搾取されにいっている"というほうが妥当なのかもしれません。

数え上げたらキリがありませんが、僕自身の実体験や相談の内容を含め、借金をする人の7つの特徴をあげてみます。

1.収入と支出を把握していない

多くの人は毎月決められた日に、決まったお給料が入ってきます。単純ですが給料が20万円の場合、21万円の支払いになれば赤字です。収入より支出が増えれば赤字になるという原則は何も変わりませんが、これを理解していないように思います。

2.支出が複雑になってしまっていることに気づいていない

クレジットカードや各種ローンの利用により、支出に合わせて"利息"というものが加わります。さらに「簡単だから」という理由だけでリボ払いなどに手を出してしまうと、返済に必要な金額や期間、利息がわからなくなります。返済しているのに終わらない、返済でお給料がなくなってしまうのはこのパターン。

3.十円単位節約は気にするのに、万単位の節約は気にしない

普段チラシをみて「10円安い」など気にするのに、車や家、旅行、電化製品などの大きな買い物の際になると万単位を気にしません。お金がある人は、大きな買い物のときこそ金額を気にして、小さい金額は気にしないなど、とにかく全体の支出を少なくすることを気にします。

4.固定費を節約しようとしない

ATMの手数料、携帯電話料金、生命保険や損害保険など毎月必ずかかるお金こそ少ないと楽なのに、「高いなぁ」と思いながらめんどくさがってランニングコストの削減に手を付けない傾向があります。

5.必要だから買うのではなく、安いから買う

街にでかけると消費を促す罠がたくさん仕掛けられています。それにひっかかり「必要ではないのに、安いから買ってしまう」という現象がおきる。気づいたら必要じゃないものが家に溢れている人は要注意です。お金がある人は、必要ではないものには簡単にお金を払いません。

6.「楽して」「簡単に」という言葉に騙される

楽して簡単に得られるものは、この世に存在しないと思っていたほうが無難です。楽して稼ごうとギャンブルにハマったり(プロは決して楽はしていません)、高いダイエット商材や高額な情報を買ってしまったり。結局、結果が出ないままお金だけがなくなってしまいます。ロデオボーイを今も現役で使っている人はどれくらいいるか知りたいくらいです。

7.投資・貯蓄ではなく、すべてが消費・浪費で終わる

お金がある人の話を聴くと、ストックしているお金でも「ここだ」という場面では大きく投資をします。また、浪費や消費を繰り返さず貯めたお金を他人のために使う人もいます。

散財してしまう人の多くは、自分の快楽のためにお金を使う。もちろん飲み会やデートなどでお金を使うことがあるでしょう。でも、それも気を付けなければ投資にもならずに散財して終わることも多々あるのです。

問題点は、「お金欲しい」と思いながらも、お金の問題を後回しにしていたこと

僕が多額の借金をしてしまった時、実は気づかず、ただ淡々とこれら7つのことをしていました。そして一番の問題点は、「お金欲しい」と思いながらも、お金の問題を後回しにしていたこと。改善が面倒だし、見て見ないフリをしていました。

スマホ代などランニングコストが高いものを放置。お金の知識も必要なのに学ぼうとしない。散財してしまう行動を変えようとしない。人間は自分自身の欠点を野放しにしたり、理由もなく正当化したりして保身を図りっていました。

その結果、借金が膨れ上がりました。「なんでこうなってしまったのだろう」と思う人は多いでしょう。でも、僕は苦しいながらも前述の7つの思考・行動を変えたら、少しずつお金の状況は変わりました。

そしてこれらを行動できたすべての人が、お金回りが改善しています。まずは省みる勇気。そして行動する勇気が、明日の状況を変えるかもしれないのです。躊躇は損失。無知は無謀。昔の自分自身に言ってやりたい言葉です。

※キャリコネニュースではお悩みを募集しています。恋愛、仕事、人間関係など幅広く、男女問わず中学生から定年後のシニア世代まで、あなたのお悩みを聞かせてください。

【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で“野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】


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