【高校受験2025】京都芸大附高、オンラインで学ぶ「じぶんみらい科」新設

2024年12月5日(木)10時15分 リセマム

京都芸術大学附属高等学校「じぶんみらい科」

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京都芸術大学附属高等学校は、2025年4月に日本全国どこからでもオンラインで学習できる単位制・通信制の「じぶんみらい科」を新設する(認可申請中)。2025年度の出願期間(1次入試)は2025年1月15日から2月6日。1年次相当の340人を募集する。

 「じぶんみらい科」は、自己決定型学習を重視し、生徒が学ぶ時間やペースを自分で決めることができる学科。京都芸術大学と連携したデザイン思考を実践的に学ぶ科目や、身近な社会課題の解決策を日本中の仲間たちと考える科目を通じて、生徒の創造性や協調性を育むことを目指している。文部科学省が推進する新時代に対応した高等学校改革による法改正で、2022年度より新たに設定が可能となった「その他普通教育を施す学科」として設置される。

 「じぶんみらい科」の特徴として、オンライン学習が可能であり、登校は京都または東京のキャンパスへ年2回のみとなっている。学費は年間9万円から。国の「高等学校等就学支援金制度」を利用することで経済的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けることができる。

 この学科では、動画視聴やレポートにオンラインで取り組み、学ぶ時間やペースを自分で決めることが可能。オンライン学習からスクーリングまでを一貫して教員が担当し、生徒と伴走することで、効果的な学習方法を見つけやすくし、主体的な学習を促す。オンライン学習、集中スクーリング、テストの3つの学びを組みあわせて、3年以上の在籍・74単位以上の修得で全日制と同じ「高等学校卒業資格」を取得できる。

 また、普通科目で高校の基礎的な土台を整えつつ、探究科目や創造科目を通じて、社会で求められる力を養う。デザイン思考をもとに社会課題の解決方法を学び、身近な社会課題を発見し、他者と協働して解決方法を考える実践的なスキルを身に付けられるという。

 オンラインだからこその充実したコミュニケーションと学習サポートも提供。オンライン職員室や自習室などで教員や生徒同士の交流を促し、遠くにいるのに近くに感じられる友だちと、まるで通学しているような環境を整備している。年2回の集中スクーリングでの対面授業や協働学習を通じて仲間との絆も深められ、充実した高校生活を送ることができるとしている。

 2025年度の出願期間(1次入試)は2025年1月15日から2月6日。1年次相当の340人を募集する。出願資格は、2025年3月に中学校を卒業見込み、あるいは中学校を卒業した新入学生と、高等学校に在学中(休学中)または、高等学校を中途退学した転入学・編入学生。2025年度募集では、1年次相当の生徒のみ受け入れる。

 選抜は、書類選考により実施。課題として「文章表現」を、オンライン出願時に提出する。合格発表(1次入試)は2月12日の予定。

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