在宅ワークの理想と現実を描いた漫画に共感の嵐 こんなのやってられっか!

12月7日(金)13時14分 おたくま経済新聞


 在宅ワークというと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?「出勤しなくて楽」「自宅だから仕事しながら好きな音楽かけてもいいしアロマ焚いても、おかし食べても何も言われない」。確かにそうかもしれません。が!!子持ちで在宅ワーク、それも子どもが小さければ小さいほどそんな優雅な在宅ワークなどできないんです。というツイートがネット上で話題になりました。

 「何卒…何卒……ご理解のほど……よろしくお願いします…  私の場合の在宅ワーク」と、理想の在宅ワークと現実にこなしている状態の在宅ワークの違いをイラストにして投稿しているのは、7月13日に書籍「伝説のお母さん」を発売したばかりの、6歳と2歳の子を持つかねもとさん。この「伝説のお母さん」は、かつて伝説の勇者と共に魔王を倒した魔法使いの女性が結婚し、子をもうけたその後の話を描いたもの。RPGファンタジーにぶっ込まれる現実が生々しい物語です。作中の「お父さん」を何度しばき倒してやろうかと思った事か。

 それはさておき、理想の在宅ワークを図にした場合と、現実を図にした場合の比較があまりにもかけ離れており、実際、現実の図の方が他の子持ち在宅ワーカーに共感されまくっています。理想のタイムスケジュールの円グラフは、朝夕に家事の時間、昼間の時間は子のお昼寝を挟みながら在宅ワーク、夜はゆっくり睡眠……、と、まさに絵に描いたような在宅ワーク。



 一方、現実の図の方はというと、タイムスケジュールの円グラフはコマ切れ。少ない睡眠時間、理想のタイムスケジュールでは子を遊ばせながら会仕事をしている時間は、子を公園に連れて行ったり世話をしたり、昼寝をさせている隙を見計らってやっと仕事の時間を取れたり……。唯一の母にとってのご褒美タイムは、Eテレの子供向け放映タイム。その後、夕食から子の世話、家事、寝かしつけ……となるも、寝ている間に度々夜泣きに苛まれ、そして朝を迎える……。

 仕事中も、「おかーしゃん、あそぼ」「おかーしゃん、おそといこ」「おかーしゃん、おちゃちょーだい」「おかーしゃん、おやつ」「おかーしゃん、こぼした」「おかーしゃん、ねんね」「おかーしゃん、まんま」「おかーしゃん、あれとって」「おかーしゃん、おかーしゃん、おかーしゃん、」しまいには「おかーしゃあああ゛あ゛あ゛あ゛ーん」。しょっちゅう来るのでまともに仕事にならないというね……。



 この状態で保育所は「在宅で面倒みられるんだから」という理由で入れなかったりする訳ですよ。2歳児といえばイヤイヤ期も絶頂な魔の年齢。子どもによっては大人しく一人遊びをする事もできる子もいるかもしれませんが、大体の子はかまってかまって〜!!な上に、アレも嫌コレも嫌こっちじゃないと絶対嫌!とかなって、親のいう事なんか素直に聞いた試しなどない訳で。

 この2歳児の時期に在宅ワーカーをしている人たちからは、共感の声が続々と。「子供中心の生活してる中に 仕事を押し込んでるわけで… 本当にお疲れ様です…」「うちはまだ0歳児ですが似た感じです。 なかなか他業種の方にはご理解頂けないですよね…。」「ほんと…子ども見ながら何かする、って、ほぼ無理ですよね」といった意見が。

 筆者は長女を0歳児から、次女を2歳児から保育園に預けて看護の仕事をしてきましたが、預けていても「熱が出たので迎えに来てください」に何度も早退せざるを得なかった事が……職場に謝り倒して自転車飛ばしてお迎えに行く事もしょっちゅう。そんな子どもたちはどういう訳か今は不登校で家にいるし……。もうなんなのよ!とはいえ、今生きる事と将来の事を考えると働かざるを得ない現実。

 厚労省などがリモートワークを推進している、とはいえ、在宅で落ち着いて仕事ができる環境が整っていない人がとても多い事は事実。多くの在宅ワーカーが子の世話に明け暮れながら、身を削って隙間時間に必死に仕事をこなしている事はもっと世間に知られて欲しいところです。



<記事化協力>

かねもとさん(@kanemotonomukuu)ブログ:いっぱいかあさん

(梓川みいな)

おたくま経済新聞

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