新しい結婚の形?「週末婚」のメリット・デメリット

12月8日(金)19時45分 All About

急速に増加して世間的に認知された感のある“できちゃった婚”に続いて今後、増えそうな結婚形態が“週末婚”!仕事も恋も深い絆も育める週末婚の真実について。

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“できちゃった婚”に続く、今後、増えそうな結婚形態は?


つい先日、女性誌の編集者とともに「“できちゃった婚”に続く結婚形態ブームって何だろうね?」という話をしていた。

子供ができちゃったコトをキッカケに結婚へとなだれ込む……“できちゃった婚”とて、何も新しいブームじゃない。今も昔もあったものだろうけれど、ここ数年、一気に増加しておおむね偏見が薄まり、世間的に認知されたというだけの話。

「結婚の王道」や「古き良き美しい結婚の形」みたいなものが失われつつある今、私たちは、自分たちにとってより自由でオリジナルな結婚の形を求め続けてきたし、それが、最近、現実的に増えて定着している時期なのだろうと思う。

よく言えば、自由奔放。言い方を変えれば、やりたい放題……?

そう考えると、今までにもその名前は聞いていたけれど、今後、本格的に増えそうだなと思う結婚の形が、“週末婚”だ。

現在の30女世代(特に、バブル崩壊後の氷河期世代以降)って、超個人主義の実益主義。さほど結婚に夢は見ていないけれど、将来設計を考えると、そのうち、しといたほうがいいかなくらいのノリ(だから、なかなか結婚しない人も多い)。
結婚はしたいけど、縛られたくない。自分の生活の美味しい部分は変えずに、新しい生活も育てたい……。

そこにハマる結婚の形のひとつが、「週末婚」だ。

「週末婚」という言葉が聞かれるようになってから、10年近く。周囲の同世代にも、意外と普通に週末婚を実行している人々がいる。特に大声でアナウンスすることなく、さり気なく、こなしている。

週末婚をしている人々を観察してみると、20代後半以降、自分なりのキャリアを確立させてから結婚にいたった人が多いよう。なぜ、週末婚をするのか、その理由は独身だけど、仕事に邁進している私から見てもよくわかる。

10年も働き続けてきた女性にとって、自分の生活リズムは鉄板。結婚後も全力で仕事を続けるつもりなら、せっかく培った自分の生活リズムは変えたくないし、実際、平日は仕事で精一杯で他のことが入り込むスキマがない。ゆえに、平日は今までと変わらない生活パターンを維持して、週末だけ、夫婦としての濃密な時間を過ごす。

週末婚における、正負の法則


全力で仕事ができるほかにも、週末婚メリットはたくさんある。自分の時間を保てるし、独身時代と変わりなく遊びにも飲みにも行ける。彼に会える週末を糧に頑張れるし、ベッタリしていない分だけ、恋人同士の新鮮さは続く。

そして、何よりも、「1人で生活する」というスタンスを守ることで、彼に対する過剰な依存心がふくらまずにすむ。

いつも助けてくれる手があるということは、ありがたいことだけれど、自分の手足が鈍ってしまう恐れをもはらんでいる。それは、根本的な部分で、長い目で見て彼との関係を深める障害になってしまう。もちろん、普通に結婚して、日々、一緒に暮らしていても、心身ともに自立できているなら全然OKだけど!

週末婚……語っているだけで、何だか美味しい感じ。

とはいえ、メリットの裏には当然デメリットもくっついている。

まず、単純にムダが多い。従来の結婚のメリットとして、一緒に暮らすことで経済的、時間的なムダを減らすというものがあるけれど、週末婚では、そのメリットはほとんど味わえない。

たまにしか会えない分、コミュニケーション不足になる危険性もある。いつまでも恋人同士の気分を味わえるという距離感は、裏返せば、それ以上の絆は育ちにくい距離感であり、関係性であるとも言える。

自分の自由が保証されているのと同じだけ、相手の自由も保証している。それ自体は素晴らしいことだけれど、信頼関係がなければ、不安にもなることは想像がつく。

美輪明宏先生のおっしゃる通り、光と陰はワンセット。この世はすべて正負の法則で成り立っている。

どんな結婚の形でもそうだけど、「週末婚」がしたいという人は、メリットとデメリットをきちんと理解した上で、実行するほうがいい。

「お試し週末婚」で育むオリジナルで深い絆!


お試し同棲と同じように、週末婚も、興味があれば、気負わずお試ししてみては? 「週末婚」は、夫婦ともに何かしらのメリットがあるなら挑戦に値するものだと思う。

とはいえ、周囲の経験者の話を聞いて思ったのは、最初は良くても、ずっと続けるのは大変そうだということ。自由さや気楽さが2人の間に距離を生んだり、子供がほしいと思いつつもなかなかできなかったり、続けるほどにメリットよりも、デメリットが増えていくケースが多い。

そこで提案したいのが、「期間限定の週末婚」。そもそも「週末婚」って子供を持たない間の「期間限定」で行う人が多いものだし。結婚前の「おためし同棲」と同じように、とりあえず、1年、「おためし週末婚」をしてみる!

週末婚の1年後に、それまでの関係性や生活の形の問題点、改善点を話し合ってから、バージョンアップした週末婚をスタートさせるか、それとも、同居の形をとるのか。1年更新で、その都度、決めるのがいいんじゃないかとい思う。

どんな人でも、どんな夫婦でも、変わり続けている。だからこそ、1度決めたルールや関係性に安住せずに、互いにとっていちばんベストな生活パターンや愛し方を探って行ければ、上辺だけじゃない、本当の意味で中身のつまったオリジナルな関係、居心地のいい結婚生活が育つにちがいない。
(文:All About 編集部)

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