シミを消すにはどの治療法がよいのか、皮膚科医に聞いた (1) 代表的なシミに対応した治療法

12月8日(金)11時5分 マイナビニュース

できてしまったシミを消すための治療法を医師に聞いた

紫外線への暴露や活性酸素の生成によってできてしまうシミ。アンチエイジングという概念が男女問わず広く浸透している昨今、特に顔にできてしまったシミを医療の力によって消したいと考えている人は少なくないはずだ。実際にどのような施術・治療法があるのか、インターネットなどで調べた経験がある人もいることだろう。

ただ、シミの原因によってどの治療法が適切なのかは異なってくる。そこで、美容皮膚科・美容外科・形成外科のやながわ厚子医師に「シミ消し治療」のいろはについてうかがった。
○シミ治療は種類が豊富

——シミを消す方法の種類とその内容を具体的に教えてください。

シミにはさまざまな種類があり、その種類によって治療方法も異なりますが、今回は多くの方が悩まれているシミの特徴と治療方法について説明させていただきます。

シミは簡単にレーザー治療などでポロリと取れると思っていらっしゃる方も多いと思います。ところが、実際はそうではありません。生きた細胞を改善させていくため、皮膚の生まれ変わりや環境、刺激、レーザー治療の前後など、状態に合わせて多くの要素を含んだケアをしていく必要があり、期間も長くかかるものです。

さらには治療後に再発の可能性もあるため、「シミを消す治療」という単発的な治療より、「シミ治療」として長きにわたりケアを続けていただくことが大事ではないかと思います。
○肝斑

肝斑と呼ばれるシミの原因は、女性ホルモンや摩擦といった外からの刺激など、多岐にわたると考えられています。20代半ば頃から出現してくるケースが多く、あまりくっきりしていないモワッとしたシミとして認められることがよくあります。

治療としては、トラネキサム酸の内服をしていただきます。刺激を避けることが大事で、マッサージも含め、手でクリームを塗る動作にも「擦りつけないように」という意識づけが必要です。光治療やレーザー治療という選択肢では、シミが濃くなるリスクがあります。そのためレーザー治療はできませんが、最近では「レーザートーニング」という治療方法が有効との説もあります。
○日光性色素班

主に紫外線によってできる比較的くっきりしたシミで、一般的なシミはこの日光性色素班が該当します。老人性色素斑とも言われています。

治療はシミの程度により違ってきますが、ビタミンA・Cの超音波導入や、ビタミンCのイオン導入、またトレチノイン療法、トレチノインに準じたような美白用化粧品、ハイドロキノン、光治療、色素レーザー治療などを行います。
○脂漏性角化症

脂漏性角化症も紫外線の影響などにより、盛り上がったように見えるシミです。こちらも程度により、色素レーザー治療や炭酸ガスレーザーなどで切除するといった治療が適応となります。
○炎症後色素沈着

ニキビができた後や虫刺されの後に色素が残るのは、炎症によりメラニンが過剰に増えている状態です。半年から1年の経過により軽減することもありますが、長く持続する場合もあります。

メラニンを早く排出するためのケミカルピーリング、ビタミンCイオン導入、ビタミンA・Cの超音波導入、美白成分のエレクトロポレーション、ビタミン外用やハイドロキノンの外用などが治療法としてあります。

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