新橋は昼もいい! ビジネスマンたちの癒やしは庭園にも神社にもグルメにも (1) 禁酒法時代の米国気分から、徳川6代将軍の「三百年の松」まで

12月8日(金)11時0分 マイナビニュース

こんにちは、イラストレーターのシラサキです。街歩き&グルメレポートの第4回。前回の有楽町に続いて、マイナビニュース担当Mさんと「知らない街を歩いて、知らない店をのぞいてみよう!」をテーマに歩いてみたいと思います。さて今回はどちらにまいりましょうか?

○船旅は自転車散歩にもぴったり

秋晴れの平日お昼前、ここは浅草水上バス乗船場前。真っ赤な吾妻橋の向こうに黄金に輝くアサヒビール本社、そのまた向こうにスカイツリー。雨が続いていたけど、この日は快晴。ちょっと汗ばむくらい。浅草もゆっくり歩いてみたいなぁ。あ、担当Mさんが来ました。

今回のルートを解説しましょう。浅草から東京都観光汽船、隅田川ラインに乗船。40分隅田川を下って、浜離宮恩賜庭園で下船。庭園を散策してから新橋を目指すコースです。早速、チケットを2枚購入(ひとり900円)。浜離宮内に乗船場があるので、庭園の入場券も含まれます。水上バスに乗り込む人の多くは外国人観光客のみなさんで、ちょっとした異国情緒が楽しめます。

話はそれますが、10年前「船でお台場に渡る」にはまったことがありました。自転車で日の出桟橋まで行き、輪行して水上バスでフジテレビや東京ビッグサイトに向かうというもの。船はいつも外国人観光客でいっぱいで、輪行の楽しみも合わさり旅気分が盛り上がるのです。当時、浅草発は乗っていなかったので、「このコースは面白いかも!」とひらめいたわけです。

東京都観光汽船は、隅田川や東京湾の船旅が気軽に楽しめる水上バス。隅田川を運行する「隅田ライン」、お台場を回る「お台場ライン」とバラエテイ豊かな航路で、船のバリエーションも大きな魅力。お花見シーズンや夏の花火大会の貸切プランもあり、一年を通じて東京を水辺から楽しむことができます。

○いくつもの橋を越えて

いよいよ乗船。この勇姿は「道灌」。「道灌」は「竜馬」と姉妹船で、船名は海・東京に関係した偉人にちなんで付けられたもの。船内は、1920年代、禁酒法時代のアメリカをイメージしていて、ワインレッドやダークグリーンを基調とした重厚感ある内装です(出典:『TOKYO CRUISE』)。後方デッキに出ると風も心地よく、スカイツリーがお見送りしてくれています。船内探索をすませ、売店でアイスコーヒーを買って一休み。ワインレッドのソファー席で、まったり優雅に隅田川を下っていきます。

この「隅田川ライン」の一番のお楽しみは、船から見上げる橋の美しさにあります。吾妻橋から数えて13の橋をくぐりますが、橋のカラーリングが違っていて本当にきれい。吾妻橋のレッドに始まり、駒形橋、厩橋、蔵前橋と、ブルー、グリーン、オレンジ……と、とても華やかな気持ちになります。勝鬨橋をくぐると築地市場の後方に東京タワーが顔を出します。

あっという間の40分。築地大橋をくぐり、船は面舵を取り水門に入っていきます。ゆっくり水門を抜けると、突然目の前に美しい庭園の緑、その奥に汐留の高層ビルが広がります。停船場まであと少し、お堀を並走しながらゆっくり船は進んでいきます。「わぁ。なんてきれいな『FOLLOW引き』※)だ!」と大感動。江戸時代だけど近未来という、なんとも不思議な光景です。いよいよ「浜離宮恩賜庭園」に上陸です。

「浜離宮恩賜庭園」は、江戸時代に造成された回遊式築山泉水庭。もとは甲府藩の下屋敷でしたが、将軍家の「浜御殿」、明治からは宮内省管理の「離宮」を経て、東京都に下賜され都立公園として現在に至っています。「鴨場」「潮入の池」「ぼたん園」と、見どころがいっぱいです。

浜離宮恩賜庭園は水門を通して東京湾と繋がっており、池が海水という珍しい日本庭園。ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)には、ある意味結界が張られた庭園なのでしょう。

ゆるりと散策して、大手門近くのお堀まで来ました。浜離宮の内堀は、江戸城へ物資を運び入れる港湾施設を兼ねていたとのこと。荷揚げ用の石段もそのまま残っており、歴史が感じられます。徳川6代将軍家宣が植えたと伝えられる「三百年の松」を仰ぎ見てから、新橋に向かいます。

●information
浜離宮恩賜庭園
住所: 東京都中央区浜離宮庭園
開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
休園日: 年末年始(12月29日〜翌年1月1日)
入園料: 一般300円

※FOLLOW引き(フォロー引き)とは、カメラの見た目を平面アニメで表現する手法。手前と奥の絵をズルズル引いて動かすこと

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