松田聖子、ディナーショー中止でセレブ客に直営業の新商売?

2020年12月9日(水)8時0分 tocana

画像は、GettyImagesより引用

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「今年は全国で14回のディナーショーを開催予定だったんですが、開催できたのは2回だけ。12月に予定しているショーも会場のホテル側から『宿泊客への影響を考えて貸し出せないかもしれない』との連絡があったばかり」


 あるシンガーソングライターのオフレコ吐露である。近年はCDセールスやコンサートの集客力が落ち、小会場でチケット単価を上げたディナーショーの方が効率よい収益となっていたが、まさかの新型コロナウイルスで中止が相次いだ。


 ディナーショーはCDの売り上げが落ちたアーティストたちにとっては新たな活路となってきたもので、五木ひろし美川憲一石川さゆりなどの演歌歌手から、加山雄三鈴木雅之などの大御所シンガー、いまだ熱狂的なアイドル人気を持つ郷ひろみ、松田聖子など、一定の格を持つ歌手たちは特に4〜5万円を超えるチケットを売っても完売させられるため、いまやその高い値段設定も一流の証のようになっている。


 前出のシンガーソングライターはもっと安い部類だが、それでも「大がかりなステージセットもいらないので経費が安く手軽に開ける」という。


「それでいてお客さんはアーティストとの距離が近いので満足してくれます。観客が少ないのでプレミア感もありますし、7000円のチケットで小指の先ほどのタレントを見るなら、3万円を払って息遣いも分かる間近で見られた方がいいんですよ。歌手にとっても客との距離が近い分、実力ないとやれないところも緊張あってやりがいを感じるんです」(同)


 しかし、コロナ禍でそのビジネスモデルが一変。多くのディナーショーは開催が中止となった。歌手側が開きたくてもホテル側が開催に難色を示したものもある。


「ちょうど感染が収まりかけた9月ごろに開催プランを決めたアーティストが多くて、11月以降の開催日程がいま危なくなっている感じです」(同)


 こう話す前出シンガーは12月の開催が中止となれば今年のショー収入は昨年の6分の1となる。


「他の収入と併せても年収は300万円を切るかもしれない。でも、聖子さんの損失とは比較にならないですけどね」(同)


 シンガーが音楽関係者から耳にしたところでは、松田聖子は毎年20公演以上を開催してきた予定が今年は同じホテルでの4公演のみとなり、さらにデビュー40周年のツアーの中止で推定15億円の損失が出ているという話らしい。



 そのせいか聖子は東京・表参道にある公式ショップ「フェリシア・クラブ」も8月で閉店、オンライン販売のみになっている。聖子を長年取材してきたベテラン芸能記者によると、「もともとショップは売り上げ不振だった」という。


「長年の所属事務所から独立したとき、権利の問題でフローレスセイコから店名を変え、さらに場所も移転してまで続けていたのは聖子さん本人の意向によるものだったそうですが、商品は『聖子の使用したものと同じ型のスプーン』、『聖子が海外で仕入れた雑貨』など、聖子ファンでも手にしにくいようなものが多く、ディナーショーの売り上げで支えていたようなものだったんです」(前出記者)


 それを畳んだというのは相当、収益が苦しくなったことの表れなのか。


「ウワサで聞いたところでは、数々中止になったショーは経費の“支払い”がかなりの額で、皮肉にも個人事務所で被る分が多いので大変らしいです。それで年末のカウントダウンコンサートは決行になったようですが、来年からは一部の金持ち相手にした超高額なシークレットショーをやるというウワサもあります」(同)


 同様のことは他の歌手でも密かに囁かれる話で、前出シンガーも「苦しくなったら50万円払う客の家まで行って歌ってもいい」と、出張ショーも辞さない構えだ。大物の聖子がそこまでするとは思えないが、背に腹を代えられず、ディナーショーのさらにプレミア化を進めた新形態に踏み込んでもおかしくない状況だ。

tocana

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