地元で作ってるのになぜ? 名古屋の給食に「ミルメーク」が出なかった理由

2019年12月11日(水)8時0分 Jタウンネット

[ドデスカ!-名古屋テレビ]2019年12月5日の「ニュースブックマーク」の中で、名古屋市の小学校でミルメークが試験導入されたことを取り上げていました。


ミルメークは、名古屋市守山区にある大島食品工業が作る牛乳専用の調味料。1967年に誕生後全国の小学校などの給食に導入され、牛乳が嫌いな子供の助け舟的存在として、50年以上も親しまれてきました。


しかし、なぜかお膝元の名古屋では導入されず。市教育委員会が「牛乳は白いままで飲むもの」という方針を示していたため、県内の自治体で唯一給食にミルメークを出していませんでした。


子供も大喜び「ミルメークは天才」


ですが調査してみると、名古屋市の小学校では、18年度中に約64万5000本分の牛乳が廃棄されていました。こうした結果を問題視した教育委員会は方針の変更を行い、


「飲み残しなどの対策としてミルメークを導入し、牛乳の廃棄減少に繋げたい」



と試験導入に踏み切りました。


今回の試験導入ではイチゴ味のミルメークが使われており、児童からは「ちゃんとイチゴの味がして甘い」「ミルメークは味を変える天才」など高評価で、ある小学校では通常6リットルの廃棄牛乳が出ているところ、試験導入の日は廃棄量が4リットルに減少していました。


ミルメークの導入は飲み残し対策にもなりますが、給食に地場産業を取り入れるという考えにも沿っているので、教育委員会の早急な正式決定が待たれています。


(ライター:ケイ)

Jタウンネット

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