両親の就寝中、「私」だけが出会ったサンタクロースの謎　「お母さんの大切なものが入ってるよ」と言われた箱の中には...

街はすっかりクリスマスムード。サンタさんからのクリスマスプレゼントを楽しみにしている子供たちもたくさんいるだろう。

そんな中、X（ツイッター）上で注目を浴びたのは、サンタクロースに関する不思議なエピソードだ。

2023年11月30日に投稿されたこの漫画は、自身のブログやSNSに寄せられた体験談を元に作品を作るクリエイター・しろやぎ秋吾（＠siroyagishugo）さんが描いたもの。クリスマスが近づいたある夜、両親と川の字になって寝ていた幼い子供が、急に目を覚ますシーンから始まる。

その時子供がみたのは......白くて長いひげに、赤い帽子を被った老人の姿。そう、サンタクロースだ。

サンタは人差し指を口にあて「しーっ」のポーズをしながら手まねき。両親を起こさずに子供だけに何かを伝えたいらしい。

そこで子供がサンタの方に行くと、サンタは押入れから大きなダンボールを取り出し、言った。

「この中にはね、キミのお母さんの大切なものが入っているよ。伝えてあげてね」

ダンボールの中に入っていたものは...

一体、何が入っているというのか？　子供は次の日、サンタに言われた通り「箱」のことを母親に伝えたという。もちろん、母親は信じてはいないような様子だったが......。

母親が渋々取り出してくれたダンボールの中には、きれいな色の毛糸がたくさん入っていた。その毛糸を手に取った母親の目には、涙が浮かんでいる。

「ずっと探してた毛糸！！こんなとこにあったんだ」

実はこの毛糸、母親が昔、外国で集めた大切な毛糸だったのだ。

しかし、なぜサンタはダンボールの中に毛糸が入っていることを知っていたのだろうか。なぜ、そのことを教えてくれたのだろうか。そして何より、あのサンタ、一体何者だったのだろうか......。

ほっこりしつつも謎が残るサンタの不思議な話に、ユーザーからは次のような反応が寄せられている。

「きっとサンタさんが毛糸を届けてくれたんだよ」
「お母さんの思い出の品で作られてるからとても暖かいでしょうね」
「サンタは誰？が残るけど良い話や」