『十二国記』6年ぶりの新作発表で「有休取る」「読み直し休暇ください」の声続出 第一稿は100万字の大巨編

2018年12月12日(水)18時36分 キャリコネニュース

新潮社は12月12日、小野不由美さんの人気小説『十二国記』シリーズの新作を2019年に刊行すると発表した。同作は中国風異世界を舞台にしたファンタジー小説で2013年以来の新刊となる。

ファンにとっては待ちに待った新作だ。ツイッターでは「このために有給とる」といった声が相次いでいる。

「2周は読み直ししたい」「発売日分かったら2日くらい有休とる」

同社によると現在、新作の第一稿が届いた状態で、「400字で約2500枚の大巨編になりました。物語の舞台は戴国です」という。今後手直しが入るというものの約100万字とは、分厚い文庫本3〜4冊分はあろうという文字量ではないだろうか。そのため

「十二国記新刊は有給休暇発動案件」
「発売日分かったら2日くらい有休とる」
「発売日は何があっても有休取って10回は読み込みたい」

と、たっぷり時間を取って味わいたい、という声が多く寄せられた。

約6年ぶりの刊行となれば、既刊をすべて読み直した上で新刊に挑みたいという人も少なくはない。ただ当然既刊も「厚い本」と称する人がいるほど1冊あたりのボリュームが大きい。それでも、

「発売までに2周は読み直ししたい」
「十二国記読み直し休暇下さい!!!!!!!(一週間ほど)」
「年末年始は十二国記読み直しもしたい…」

といった声が寄せられた。

同作は1991年に第1作が発表された。累計発行部数は780万部(2012年時点)にもなる超人気シリーズだ。アニメやゲーム等のメディアミックス展開もされており、今なお高い人気がある。

同社は今年が小野さんの作家生活30周年であることから「このような大作を執筆いただいたことに感謝し、待ち続けてくださった読者の皆様に御礼申し上げます」と感謝を述べた。

また発表を12月12日、「奇しくも『十二国記の日』に、お届けできました」とコメント。発売日は決定していないが、来年刊行は間違いないという。


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