50年前にUFOが米軍ヘリを乗っ取っていた! 国防総省が認めたUFOと同一か?

2022年12月11日(日)20時0分 tocana


 米陸軍予備役の隊員たちが、登場するヘリコプターの操縦をUFO※に奪われる経験をしていたという。海外科学系情報サイト「CURIOSMOS」(12月7日付)が報じている。


※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。


 1973年、陸軍予備役ヘリコプター部隊の隊員たちは、リック・ジェシー大佐の操縦で飛行していた。その日は快晴の夜だったという、上空約2000フィート(600メートル)を巡航中、隊員たちは地平線上に奇妙な赤い光が浮かんでいることに気が付いた。


 それは、飛行機やヘリコプターなど、他の飛行体の光とは違っていたそうだ。真っ赤で、水平線いっぱいに広がるという不思議なもので、隊員らが乗る軍用ヘリに向かって来たという。ジェシー大佐の証言によると、この未確認飛行体は500〜600ノット(時速約900~1100キロメートル)の速度で巡航しており、その姿は細長い「Tic Tac」(現地でポピュラーなフレッシュミント錠)に似た翼のない奇妙な物体だったという。金属性で上部にドームのようなものや窓があり、乗組員はその詳細を目撃したそうだ。UFOが接近してきたため、ジェシー大佐は回避行動を開始した。


 大惨事になりかねない状況だったため、大佐はオートローテーションを行った。これはエンジンを切り、ローターを下から上に通過する空気によって回転している飛行状態だ。しかし、ここで奇妙なことが起こったという。機長がこの操作を行ったにもかかわらず、乗組員たちの報告によると、ヘリコプターは降下しなかったというのだ。それどころか、UFOがヘリコプターの制御を奪ったかのように、わずか数秒のうちにヘリコプターを約800フィート(約200メートル)上空に引き上げたそうだ。大佐によると、ヘリコプターは通常飛行しないような高度まで上昇していたという。乗員はヘリコプターのコントロールを取り戻そうと奮闘したが、計器が奇妙な値を示していることに気づいた。コンパスはあるべきでない方向を指し、まったく機能していなかったそうだ。そうこうするうちに、大佐はヘリコプターのコントロールを取り戻し、乗員は無事に着陸することができたという。


 彼らの前に出現した飛行物体は一体何だったのか? 気になるのはTic Tacのような形状だったという点だ。米国防総省(ペンタゴン)が2020年4月に公開し、空母艦載機が撮影した「未確認の空中飛行物体」だと認めた3本のビデオに映るUFOもTic Tacのような形状をしていたと目撃したパイロットが報告しており、通称「Tic Tac UFO」と呼ばれている。3本のうち最も古い映像が2004年のものであるから、ジェシー大佐らは約30年前に類似のUFOと遭遇していたことになる。


 このUFOは何十年も前から地球にいるのだろうか? そしてその正体は一体何なのか? 謎は深まるばかりだ。


参考:「Curiosmos」、ほか

tocana

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