ひと噛みで人間の肉を腐らせる恐怖の毒グモの新種が発見される(メキシコ)※蜘蛛出演中

12月13日(金)22時30分 カラパイア

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Natural Travel Mexico/Facebook

 ひと噛みで人間の肉を腐らせる新種の毒グモが発見されたそうだ。その毒は致命的ではないものの、噛まれたら直径40センチに及ぶ広大な病変を引き起こす可能性があるという。

 中央メキシコで発見された毒グモはドクイトグモの仲間で「Loxosceles tenochtitlan」と命名されている。

 普段は隠れた場所に潜んでいるが、脅威を感じると人間を攻撃してくるという。
・既存のドクイトグモによく似ていた新種

 メキシコ国立自治大学の研究グループによると、ゲレーロ州とモレロス州の固有種である「Loxosceles misteca」に似ており、最初は新種だとは考えられていなかったという。

Loxosceles mistecaに非常によく似ていたので、出荷された観葉植物に紛れてこの地方(メキシコ盆地)に入ってきたのかと思いました。ですが、両方の種を分子生物学的に研究したところ、まったく別の種であることがわかりました

 と研究グループのアレハンドロ・バルデス=モンドラゴン氏は話す。

 メキシコはイトグモが非常に豊富な地域で、世界に存在する140種のうち40種がメキシコの固有種なのだそうだ。



・うっかり噛まれたら40センチ周囲の肉が腐る

 バルデス=モンドラゴン氏によれば、このクモは攻撃されたと思えば、人間に噛みつくので注意が必要だそうだ。しかも嫌なことに、普段は家具のような物の隙間に隠れているとのことだ。

 「家の中にクモにとって快適な温度・湿度を作り出し、エサを与えているのは私たちです。おかげでうっかり噛まれる危険が生じています。でも、クモは昆虫を食べてくれるので、重要な生態系の役割を果たしてもいるんですよ。」

 命まで落とすことはないにしても、ドクイトグモの毒は組織を破壊する強力なものだ。噛まれた部位から40センチもの範囲に壊死を引き起こし、治るまでには数ヶ月がかかるうえに、傷跡が残ることも多い。

 子供の場合は、毒が血流に乗って赤血球を破壊することがあるので、特に注意が必要だ。

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UNAM

 特に雨季は、夜間にオスがメスを探すようになるために、衣服や靴あるいはベッドなどに紛れ込むこともしばしばあるという。ただしオスの毒はメスの半分程度の強さしかない。

 ゴミなどが大好きで、そこに散らばっている昆虫を食べようと近寄ってくる。だから、うっかり噛まれないようにするには、部屋の中をきれいに片付けておくのが一番だとのこと。

 日本ではまだ確認されていないようだが、外来種はいつ何時貨物に紛れ込んで侵入してくるかわからないので、心構えだけはしておこう。

References:zookeys/ unam/ written by hiroching / edited by parumo

カラパイア

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