注文から焼きあげる『鯖の助』(江戸川区)のアツアツ炭火魚弁当がスゴイ!

12月14日(月)10時49分 食楽web

注文から焼きあげる『鯖の助』(江戸川区)のアツアツ炭火魚弁当がスゴイ!
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 コロナ禍でおうち時間が増えた今、いろんな弁当が注目されていますが、その中で売れに売れているという噂の『鯖の助』の弁当。土曜日は予約でいっぱいで、店頭に行っても弁当が買えないという人気ぶりです。最寄りの篠崎駅からは徒歩10分と、アクセスは決して良いとは言えない場所にあるのに、どうしてこんなに人気なの?

 その秘密を探るべく、さっそく『鯖の助』へ向かいました!

お弁当屋さんとは一線を画す装いにワクワクが止まらない!

ちょっと遠くからでもわかる、煙もくもくの店というか小屋
ちょっと遠くからでもわかる、煙もくもくの店というか小屋

 首都高7号線小松川ICを降りて高架線を東京方面へ。首都高の下、大きなトラックが通る幹線道路沿いに、もくもくと勢いよく煙をあげる小屋を発見。いわゆるお弁当屋さんというよりも、煙が上がる小屋のような佇まいに衝撃です。

 店頭にはひとつも弁当が並んでいません。それもそのはず、こちらでは注文を受けてから焼き上げるというシステム。待っている間の煙の匂いでお腹が空いてきます。

熱源は炭火のみ。魚も肉も炭火で焼き上げます
熱源は炭火のみ。魚も肉も炭火で焼き上げます

 店頭にはお品書きがあって、その中から注文します。メニューは、「お魚」と「お肉」に分かれています。魚の種類は、サバ、ホッケ、さんま、シャケ、イワシなど19種類。店名にもなっているサバは、みりん干しなど5種類あります。

 どれも美味しそうで迷っていると、「ホッケがオススメだよ、うちのホッケはすごく大きいよ。」と、ご主人の川和さん。それならばと、いちばん人気のサバとホッケをオーダーしました。

左・注文するとすぐに焼き場へ。炭火で調理開始。右・炭火で焼くと肉も旨みがアップ。隠れた人気の「ザ・東京うし弁」
左・注文するとすぐに焼き場へ。炭火で調理開始。右・炭火で焼くと肉も旨みがアップ。隠れた人気の「ザ・東京うし弁」

 注文してから焼き上げるので、商品によっては焼き上がりまで20分かかるものも。焼き場は通りに面しているので、自分の魚が焼き上がるのをじっくり見られるのも楽しいポイントです。魚の焼ける匂いと煙だけでこれは絶対に美味しいはずだと確信。

「炭火焼魚 弁当鯖の助」と謳うだけあって、焼魚が名物ですが、実はお肉も大人気なんです。「炭火で一気に焼き上げた肉は、美味しいって評判がいいんですよ。ぜひ食べてみてください。」と、ご主人の川和さん。それではと、お肉から、「豚みそお肉W盛り」と「ザ・東京うし弁W盛り」弁当も追加でオーダーし持ち帰ることにしました。

冷めても美味しい「サバ弁当」

「サバ弁当」700円、サバのみの単品は500円
「サバ弁当」700円、サバのみの単品は500円

 焼き立てをすぐに食べたい気持ちもガマンして持ち帰り、いよいよご対面。まずはサバからいただきます。「サバ弁当」は『鯖の助』のメニューの中でいちばん人気。多い日で200食も出るのだとか。「“サバ弁当” のサバは文化干しで、開店当初から豊洲の老舗干物店で仕入れをしています。それを炭火で焼くんだから、味は間違いないよ。」と川和さん。

やさしい塩加減と絶妙な焼き加減の「サバ弁当」
やさしい塩加減と絶妙な焼き加減の「サバ弁当」

 弁当には、きんぴらやパスタ、おしんことおかずも充実。焼魚にはたっぷりの大根おろし付き。大根おろしに醤油を入れて一口。冷めても美味しい! 余計な脂が落ち、ギュッと味がしまったサバの美味しいこと。「これは人気でるわ」と納得です。

圧巻の大きさ「大ホッケ開き」

見事な大きさの「大ホッケ開き」は1200円
見事な大きさの「大ホッケ開き」は1200円

 弁当を見て驚いたのが、「大ホッケ開き」の大きさ。肉厚で重さは500g、20cm以上は優にありそう。それとホッケと同じ大きさのごはんの量にもびっくり。さらに、きんぴら、卵焼き、パスタ、大根おろしと充実の内容です。2人で食べてちょうど良いくらいのボリュームで、これは食べ応えアリです。

 これだけ大きいホッケはスーパでは見られない逸品。ホロホロと身離れが良く噛めば噛むほど味が出てきます。サイズが大きいのでご飯とのバランスを考えずに食べられます。

肉だけで600gの大迫力!「ザ・東京うし弁W」

「ザ・東京うし弁W」は1300円。大ボリュームに圧倒!
「ザ・東京うし弁W」は1300円。大ボリュームに圧倒!

 さあ、お次は肉部門。焼魚を目当てに行ったけど、肉料理も大人気なのだとか。

「肉好きの人に、炭火の焼肉弁当が食べたいと言われて。炭火の強火で、一気に焼いたお肉は、やってみたら美味しかった。」とメニューに加え、今では焼魚と共に大人気メニューに。

 そして筆者の一押しはこの「ザ・東京うし弁W」。肉だけで600gの大迫力! ごはんの量を聞いたら、「計ってないからわからない」とのことだったので、家のお茶碗で測ってみることに。普通サイズのお茶碗で、2杯強ありました。油をひかず、炭火で一気に焼き上げるので、冷めても肉がやわらか。

 シンプルな塩味で、炭火で焼いた香りと肉の旨味がよくわかり、圧倒的なボリュームを前に、「食べる」というよりも「食らう」というのがピッタリくる感じ。肉を思いっきり食らいたい時にオススメです。

ご飯が進む「豚みそお肉W盛り」

「豚みそお肉W盛り」弁当950円
「豚みそお肉W盛り」弁当950円

 肉部門から2つめは、豚味噌のお弁当。肉は堂々500gとこちらも食べ応えがあります。豚肩ロースを5種類の味噌に漬け込み、炭火で一気に焼き上げます。

 甘味のある味噌味でごはんが進みます。しかし牛も豚弁も食べても食べても減らないお肉。でも意外とこの量イケちゃうんです。それは油をひかず、炭火で余分な脂を落として焼くことで、後味がサッパリとしているから。炭火ってスゴイ!

「夏の焼き場は地獄だよー」と笑うご主人の川和さん
「夏の焼き場は地獄だよー」と笑うご主人の川和さん

 ご主人の川和さんの前職は、釣り船の船長。近ごろの家庭では焼魚を食べなくなったことに気がつき、もっと魚を食べて欲しいとの思いから7年前に弁当屋を始めました。

「昔はもっと魚を食べていた。最近は家に臭いがつくとか、掃除の手間からなかなか家で作らなくなったけど、飽食つきて魚に還るってね。本当はみんな、焼魚は好きだと思って。」

 それから独学で炭火と格闘、5年で一人前と言われる炭火の取り扱いに挑み、7年たった今でも「日々勉強中」と笑います。

「一気に強火で焼いた方が美味しく仕上がるけど、炭は焦げやすく、その調整が難しい。」と語ります。焼き場で見ていたら、ひっきりなしに食材をひっくり返したり、炎が上がると氷で火消ししたり、いったん取り出して余熱を加えたりと、とにかく忙しく手を動かしています。

 これは食材によって、いちばん良い焼き方をしているから。このひと手間が美味しい炭火のお弁当を生み出しているんです。美味しい炭火の焼魚が食べたくなったら、遠くてもわざわざ出かけたい美味しいお弁当です。

●SHOP INFO

鯖の助外観

店名:鯖の助

住:東京都江戸川区篠崎町6-5-9
TEL:03-3676-3838 受付時間8:30〜14:00、16:30〜20:00
※人気店ゆえ予約がいっぱいで店頭では買えないこともあるので、予めの電話予約がオススメです。
営:11:00〜13:30、17:00〜20:00
休:日曜、祭日
※価格は全て税込

●著者プロフィール

矢巻美穂(やまき・みほ)
国内外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマンで、撮影から執筆・編集作業まで行う。単著としてネパール、台湾、ウズベキスタン、韓国などのフォトガイドブックを執筆。近著は『はじめて旅するウラジオストク』(辰巳出版)。また、YouTubeで「旅ちゃんねる MinMin Tour」をオープン。これまで取材に行って、本当に美味しかった店や行ってよかった人気スポットを紹介。

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