今日からお前は「牛乳」だ　2歳児息子の無限おかわりを防ぐため「自我を失わされた」リンゴジュース

「リンゴジュースには自我を失ってもらった」

一体なんのことやらよくわからないそんなコメントと共に投稿された写真が、ツイッターで話題になっている。

こちらは、千葉県在住の主婦・ごはん（＠tl1500）さんが2021年12月13日に投稿した写真。リンゴジュースの1リットルパックを、牛乳のパックで巻いて覆い隠している。

ぴったりとくっついた状態になると、外からはほとんど本物の牛乳パックにしか見えない。「自我を失わせる」というのは、こういう意味だったのか...。

外見だけ牛乳パックにされたリンゴジュースに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「りんごジュースは今困惑してるに違いない」
「完全な擬態ｗ」
「これ、間違えてもシチューに投入しないよう気をつけないとですね」

それにしても、なぜリンゴジュースのパックに牛乳パックを被せたのだろうか。Jタウンネット記者は、投稿者のごはんさんに話を聞いた。

グリーンスムージー用に購入した

ごはんさんがこんなことをしたのは、2歳になる息子からリンゴジュースの1リットルパックの存在を隠すためだ。もし見つかってしまったら、リンゴジュースが大好きだという息子に無限におかわりを要求されてしまうという。

「まず、我が家では普段このようなパックのジュースを息子に与えておりませんでした。200ミリリットルパックのものや飲みきりサイズのものを、外出時や外食時に『特別』と言って飲ませています」

とごはんさん。息子さんにとって、リンゴジュースはそう頻繁に飲めるものではないようだ。

では、なぜリンゴジュースの1リットルパックを冷蔵庫の中に？　その理由について、ごはんさんはこう説明した。

「息子は野菜が苦手であまり食事では摂ってくれないのですが、先日リンゴジュースをベースに葉物野菜をたくさん入れたグリーンスムージーを与えたところ、喜んで飲んでくれました。
2歳半ともなると好き嫌いが出てきますし、出来れば野菜も食べて欲しいです。しかし、嫌がる物を無理に与えても苦手意識に拍車がかかってしまうので、なんとか別の方法で栄養を摂ってくれるのならばと、グリーンスムージー用に1リットルパックを買いました」

ただ、冷蔵庫にリンゴジュースの1リットルパックがあると知れば、我慢できずに飲ませて欲しいとせがんでくるかもしれない。

ごはんさんが以前、野菜ジュースを1リットルパックで購入した際は、息子におかわりをたくさん求められ疲弊したそうで、「我慢を覚えさせるのも大切な事だとは思いますが、出来るだけ（息子との）争いは避けたい」と語る。

「そんな思いから、冷蔵庫にリンゴジュースがある事は隠すことにし、このような形となりました」（ごはんさん）

ごはんさんの作戦は、今のところ息子さんには気付かれていないという。

リンゴジュースを巡るごはんさんと息子さんの攻防は、これからも続いていくようだ。