クロス箸は婚活で不利 「人間性まで判断される」との証言も

12月15日(日)16時0分 NEWSポストセブン

これが問題のクロス箸

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 婚活の第一歩は「お箸の持ち方」だった!? さりげなくチェックされている食事のマナーについて、フリー・ライターの神田憲行氏が考える。


 * * *

 「週刊ビッグコミック スピリッツ」の2014年1月1日号に掲載された漫画家黒丸さんの「受付はこちらです」に気になる描写があった。


 婚活にかける男女のコメディーなのだが、ヒロインの女性が合コンで見た「クロス箸」の男性について《箸の持ち方が汚い。→親のしつけがなってない。→家庭環境or親に問題アリ。→親戚になりたくない。→結婚したくない。→付き合えない。》と「思考の飛躍」をしてダメだしするのである。


 クロス箸とは、お箸を正しく「平行」に持てず、「X」の形に持ってしまうこと。えっそんなお箸の持ち方ひとつで判断されるの? 実は私もクロス箸だ。慌てて傍らの妻にたずねた。


私「お前、結婚する前に俺の箸の使い方をチェックした?」


妻「(コクリ)」


「ダメだと思った?」


「(コクリ)」


「……結婚してくれてありがと」


「(ニコリ)」


 ぬぉぉぉ、危なかった!SNSでも男女問わず友人たちに聞いていくと、出を出るわ「ダメだし」のオンパレード。


「あー生理的にだめかな」


「(食事のとき)見てましたね。所作が美しいと全体的によくみえるような。ダメ出しとかはしないですが」



「合コン、デート、お箸の持ち方もちろんチェックします。あと、クチャクチャ音出して平気で食べる、とかもチェック。親戚と関わりたくないは言い過ぎですが、お育ちが残念、とは考えてしまうかも」


「お箸の持ち方『だけ』で除外はないけれど、ひとつのマイナスポイントになる」


「私の友人も彼氏の箸の持ち方が我慢できない、お父さんに会わせられないと言って別れてました」


「しますね。男性だけでなく、女の子でも」


「気にして見るわけではないんですけど、目にはいると気になります。私自身が小さい頃持ち方をずっと正せなかったので」



 お箸の持ち方以外にも、「お箸持ってないほうの手をちゃんと出して食べてるかが気になります」「私もクロス箸なのでお箸なんかどう持ってもいい派。ただ焼き魚で片面食べた後ひっくり返して食べるのはダメ」。すいません、私、全部やってました……。


 正しくお箸を持てるようになる「矯正箸」を販売している「箸専門店 箸久」の佐藤浩二店長によると、「子ども用の矯正箸より成人用の矯正箸の方が多く売れています。店頭販売での感じでは20代、30代の方が多い」。みんな気にしているのだ。


「自分から気にするより、他人から指摘されるケースが多いようですね。とくに男性は女性から指摘されるとか。お箸の持ち方で人間的な部分を判断されてしまうこともありますから」(佐藤店長)


 お箸ひとつで人間性まで判断されたら、かなわないなあ。冒頭に紹介した漫画では、ヒロインの女性はクロス箸にこだわった自分に「まあいいや」とため息ひとつついて、クロス箸の男性といい感じになる結末だ。


 しかし一方でこんな意見もある。


「政治家の会食シーンでお箸の持ち方が気になるときがあります。ある知事の箸の持ち方がすさまじく、『こんな人が知事……』と思ってしまいました」


 矛盾する態度のようだが、これはわかる……。


 婚活で重視される学歴、収入をあとから「矯正」することはなかなか困難だが、お箸の持ち方は自分の心がけ次第でいつでも矯正できる。とすれば、治した方がいいのかも。


 ちょっと気になったのが、意見を寄せてもらった女性の多くは私と食事をした経験があること。私のクロス箸は気にならなかったのか。訊ねると異口同音の答えだった。


「恋愛の対象になるような人のときだけ、気になるんですよ」


 結局、「お箸の持ち方は気になる。ただしイケメンに限る」といういつもの結論に落ち着いてスイマセン。

NEWSポストセブン

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