1万2000年前の超古代遺跡が次々と発見される! 人類史を塗り替える大発見か?

2022年12月16日(金)11時0分 tocana

 謎の超古代文明の痕跡が人類の歴史を覆すかもしれない——。なんと1万2000年前に作られた巨石遺構が発見されているのだ。


1万2000年以上も前の遺跡が相次いで発見される

 古代エジプト文明を象徴するモニュメントであるギザの大ピラミッドはクフ王の墓として約4500年前(紀元前2500年頃)に建造されたといわれている。そこから類推すれば、人類が巨石を扱い建造物を建てる技術を持ったのはそのあたりの時期であると見なされることになるだろう。


 しかしそうした歴史家の見通しを覆すような発見がもたらされている。トルコ・アナトリア地方で発見された巨石遺構、ギョベクリ・テペとカラハン・テペだ。これらの巨石遺構が作られたのはなんと1万2000年以上も前のことなのである。


 ギョベクリ・テペ遺跡は1995年から2014年にドイツの調査隊が発掘した、石柱で囲まれた神殿跡とみられる巨石遺構である。


 発掘された約120本もの石柱にはライオンやオオカミなどの彫刻が施されたものもあった。驚くべきは放射性炭素年代測定で建設が始まったのは約1万2千年前であると判定されたことだ。人類の歴史を覆す謎の超古代文明が存在していたことになる。


 さらにこのギョベクリ・テペ南東へ約30キロ離れた地点で、1997年にトルコの調査隊によってカラハン・テペ遺跡が発見された。250本ものT字形の石柱が見つかったカラハン・テペは、ギョベクリ・テペよりもさらに1000年ほど古く、しかも大規模であると見込まれている。


 どちらの遺跡についても発掘されているのは全体のごく一部であると考えられ、引き続き調査と発掘は行われているが全貌が明らかになるのはかなり先のことになりそうだ。


洗練された科学と天文学を持つ“超古代文明”

 この1万2000年も前の2つの遺跡の発掘調査は現在も着々と進められているが、両方の遺跡は複雑に構築されていてその様式はほかのどの古代文明のものにも似ていない。またどちらにも天文学に基づいた柱の配列の痕跡が残されている。


 発掘調査により歴史上最も古い冬至の配置と考えらる柱が特定されたことは特筆すべきである。つまりはその建設者が誰であれ、この“超古代文明”は洗練された科学と天文学を有していたことが示されているのだ。


 世界四大文明の1つで最も古く古代文明発祥の地とされているメソポタミア文明の発端は1万1000年前にも遡るともいわれているが、その端緒の時期には巨石を扱った建造物などはまったく作られてはいない。いかに1万2000年前が“超古代”であるのかを物語っている。あるいは人類と人類の文明を創造したのは古代のエイリアンであるという「古代宇宙飛行士説」の物証になり得るのかもしれない。


 現在、調査チームは「石の丘」を意味する「Tas Tepler」と呼ばれるゾーンを発掘している。これらの“超古代文明”の人々が残した謎の遺跡から今後どのような驚愕の発見がもたらされるのか期待して待ちたいものだ。



参考:「Curiosmos」ほか

tocana

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