「親ガチャハズレだ」13歳の娘に言われてショック... 母親の相談に反響
2022年12月16日(金)22時19分 キャリコネニュース
画像イメージ
「毒親」や「親ガチャ」など、いつからか親に関するネガティブなワードが定着してしまった感がある。もちろん子どもの間でもその言葉はよく知られており、親をギョッとさせることがあるようだ。ガールズちゃんねるに12月上旬、「子どもに親ガチャハズレだと言われたら」というトピックが立ち物議を醸した。トピ主は中学生の子どもがいる母親で
「13歳の娘に、軽い雑談の中で親ガチャハズレだと言われてしまいました。内心ショックな自分がいて、自己嫌悪しています」
と辛い胸の内を明かしていた。地味に堪えている様子で「親ガチャハズレと言われたら、皆さんはどんなふうに対応しますか?」と問いかけている。(文:篠原みつき)
「20歳になったら気兼ねなく家を出ていいよ」と言う
この問いかけに対する反応は2000コメントを超え、注目度の高さがうかがえた。「ガチャは外れて当たり前」「あたりの方が珍しい」というツッコミをはじめ、
「ごめんね、20歳になったら気兼ねなく家を出ていいよ。私たちのことは忘れて好きな人生歩んでね。さみしいけど、そう言うよ」
と真面目に受け止めしんみりする人や、
「雑談ででしょ?『お母さんからしたらあなたはSSRなんだけどね〜』と笑いながら答えるくらいで良いんじゃないの」
と余裕の構えのコメントまで、反応はさまざまだ。SSRはガチャにおける最高のレア度。逆に子どもを持ち上げて大人の余裕をかますということだろう。
また、対応というより受け止め方として
「中二病突入したんだなと思う。昔で言う『うるせえくそばばあ』でしょ。年齢的に」
と難しい年ごろ、反抗期だからと慰める声もある。子持ちの筆者も覚えがあるが、「親ガチャハズレ」と言わないまでも、それまで良い子だったわが子が中学生頃から急に反抗的な態度をされて衝撃を受けることはある。成長過程で自分の親を「ハズレ」と言ったりするのは、はしかのようなものかもしれない。
また虐待をしているのでもない限り、「ハズレ親」と「アタリ親」の区別は難しい。お金があってもやることなすこと支配的な親を「アタリ」と言っていいものだろうか。完璧な親というのもいないのだ。
「こっちは子ガチャはずれた」に批判
一方で、トピコメントには子どもに対して本気で言い返す姿勢の人も少なくない。
「お互い様」
「本当それ。こっちは子ガチャはずれた(大人だから言わないけど次言われたら言っちゃいそう)」
「じゃぁ出て行けばって言う。冗談でも思ってても言ったらダメなことってあるよ。きちんと教えなきゃ」
など、しつけの意味も込めて厳しく対応するという。親も一人の人間なので、感情的になることもあるだろう。また、一度発した言葉は取り消すことはできないのだから「人に言うことは慎重に言葉を選ぶべきと教える」といった意見もあり、確かにそれも必要かもしれない。
しかしこれには「『出ていけば』も冗談でも言ったらいけない言葉では?」といった批判が次々に入っていた。子どもと同じように感情的に言い返せば、それこそ「ハズレ親」認定されてしまいそうだ。
他方、親に言えるだけマシという「毒親育ち」の声もチラホラ。
「うちの親がほんとに毒親だけど、親ガチャハズレだねなんて言えない。言えないというか、冗談通じない」
という声からは、トピ主の場合は安心感のある親子関係が築けていることも感じさせた。
13歳はまだまだ未熟で、親も「酷いことを言われれば傷つく」ということがまだピンときていないのかもしれない。受け止めるのはしんどいが、それも親の務めと思い余裕を見せるくらいが理想なのだろう。