「チケット大黒屋」が世界にひとつだけのアロハシャツを作った理由は?

2017年12月18日(月)6時0分 Jタウンネット

[OH!バンデスーミヤギテレビ]2017年12月6日放送の「バンデス記者」のコーナーで、若手社員が企画した「サムライアロハ」が紹介されました。


主婦の内職と福島の縫製工場の力で商品化


サムライアロハは、貴金属・衣類・時計などの買取、査定を行う「チケット大黒屋」の若手社員が始めたプロジェクトです。きっかけは、衣類を買取していると中古の着物がたくさん持ち込まれること。


中古の着物はタンスに2億着も眠っているとされ、とてももったいないと思っていたそうです。そこで着物をアロハシャツにリメイクし、商品化しました。ひとつの着物から1着しか作れないため、世界でひとつだけのアロハシャツになるそうです。


アロハシャツの起源は、1900年代初頭にハワイに移り住んだ日本人が古くなった着物をシャツに仕立てたのが始まりで、着物の独特の模様が現地の人に受け入れられたそうです。


ただアロハシャツにするにあたり、問題がたくさんありました。一つは着物にハサミを入れることです。着物の文化的に裁断するのには抵抗があるという理由から、リメイクを受け入れてくれる工場がなかなか見つからなかったとか。


そこで、主婦の方に内職で着物の解体・裁断をしてもらうことで、縫製だけを工場に頼むことができ、企画が実現したそうです。そしてこの方法はほかのメリットも生みました。


待機児童問題で就職できない主婦の方を内職雇用することができ、さらに福島県内の縫製工場を使うことで復興にも役立っています。中古の着物も再活用できるため、大黒屋も今後も商品化を続けるということでした。


普段アロハシャツはあまり着る機会がないのですが、着物の柄を見るととてもオシャレな雰囲気です。一点ものなので、お気に入りのアロハシャツを見つけてみるのも良いですね。アロハシャツは大黒屋の店頭やインターネットで販売しているそうですので、興味のある方はぜひ一度見てみてはいかがでしょうか?(ライタ—:sakuranezumi)

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