北海道・イワシ大量死の謎 — 400年に一度の超巨大地震の前触れか!?

12月18日(木)9時0分 tocana

画像は「Wikipedia」より

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 先月3日早朝、北海道勇払郡むかわ町の海岸で、大量のイワシが打ち上げられた。そしてこの日、11時28分に北海道・胆振(いぶり)地方でM4.6の地震があり、むかわ町などでは震度4を記録している。震源は苫小牧東方の海辺で、むかわ町に非常に近い位置だった。筆者は、地震前兆現象を長年調査してきた経験上、むかわ町でのイワシの打ち上げは、その日に起きた地震のサインだったのではないかと感じていた。

 ところがその後、11月5日から6日にかけて、むかわ町から80キロほど東方の浦河町の港で、またもイワシが大量に打ち上げられる。さらに驚くべきことに、同様の現象が浦河町とむかわ町の間に位置する日高町や新ひだか町でも発生したのだ。今回は、イワシの大量打ち上げが続発するこの状況が、巨大地震の前触れである可能性について検討することにしたい。

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■関係者は一様に困惑

 さて、浦河町の池田拓(ひらく)町長は、「長くこの町にいてこんなことは初めて。何かよからぬことが起きなければいいんですが...」(『zakzak』、2014年11月11日、産経新聞社)と不安げに語る。浦河町の水産商工観光課では、「3日に接近した低気圧の影響で海面に冷たい海水が流れ込み、イワシが冷たい海水を避けようと温かい浅瀬に押し寄せた結果、酸欠状態になって死んだのではないか」(『zakzak』、同上)と分析するが、前代未聞の出来事に困惑を隠せずにいる。

 しかし、むかわ町でM4.6の地震が起きた後も、その周辺の町でイワシの大量打ち上げが続いているということは、今後さらに大きな地震が待ち受けている可能性を排除するべきではないだろう。巨大地震の前に、海水温の上昇や低下が見られるという説もあり、やはりイワシの打ち上げと関係があるのではないか。


■過去の事例と照らし合わせても......

 浦河町は、襟裳岬の北西30キロほどのところに位置しているが、この周囲で起きる巨大地震といえば「十勝沖地震」だ。1843年(M8.0)、1952年(M8.2)、2003年(M8.0)と近代以降に3回発生し、いずれも地元に大きな被害をもたらした。

 浦河町のごく近くが震源となった例としては、1982年3月21日に、M7.1の「浦河沖地震」があり、同町では震度6を記録している。この地震の前には、普段はあまり捕れることのない「メヌケ」という高級魚が大量に水揚げされたという。

 筆者は地震前兆現象を研究する中で、特に「宏観異常現象」としての動物の異常行動に力を入れてきたが、巨大地震の前にイワシが大漁になるという事例は、実は過去に非常に多く見られる。

「明治三陸地震津波」(1896年)と「昭和三陸地震」(1933年)の前には、関係者が目を疑うほどの豊漁が起き、イワシの大群が海岸一帯を埋め尽くしたと伝えられる。また、三陸沿岸の漁民の間では、「イワシでやられてイカで助かる」ということわざがある。津波の直前にイワシの大群が岸に押し寄せ、津波の後でイカが豊漁になるという経験にもとづくものだ。他にも、かの「関東大震災」(1923年)の前には、横浜市の川をイワシの大群が遡上したことがよく知られている。


■予言者も異変を感じ取っている

 筆者は先日、予言者の松原照子氏と某所で対談する機会を得たのだが、それがちょうど浦河町でイワシの大量打ち上げが起きた直後のことであり、氏もそのことを気にかけているようだった。先月20日のブログには、「根室沖と十勝沖が気になる」と題した記事も綴られている。

 それによると松原氏は、イワシのニュースをテレビで知ったあとで、地図を見る気になった。すると、やはり浦河町沖あたりに注意すべき場所があると感じたという。そして「もしも、根室沖と十勝沖との合体地震が起きたらどうなるのだろうと思いながら、国後島と択捉島辺りも気になってきたのです」(ブログ『幸福への近道』、2014年11月20日より)と書いている。

 どうやら松原氏は、今後の発生が懸念されている「根室半島沖地震」と前述の「十勝沖地震」が連動した巨大地震の危険性を感じ取っている可能性がある。根室半島沖と十勝沖では、過去には単独でもM8クラスの巨大地震が発生している。それが連動地震ともなれば、さらに大規模の地震となる恐れがあるのだ。前回の連動地震は1611年に起きた「慶長三陸地震」とされており、一説にはM9クラスの地震だったと考えられている。しかも、連動地震の発生間隔は約400年に一度とされており、いつ再び発生してもおかしくない時期に突入している——。


 今回紹介した北海道でのイワシの大量打ち上げが、このような超巨大地震の発生につながるものでないことを祈るばかりだが、注視する必要があるだろう。
(文=百瀬直也)


※画像は「Wikipedia」より

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