航空保安大学校合格発表…女性合格者増

2019年12月20日(金)15時45分 リセマム

試験の実施結果

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人事院は2019年12月17日、2019年度航空保安大学校学生採用試験の合格者を発表した。申込者503人のうち合格者は132人で倍率は3.8倍となり、前年度の6.3倍より低い倍率となった。一方、女性の合格者は前年度より14人増え48人だった。

 2019年度航空保安大学校学生採用試験の申込み受付期間は7月16日〜7月25日で、第1次試験は9月22日に実施。第2次試験は11月11日〜14日に実施した。合格者132人中女性は48人で合格者の36.4%を占め、前年度から4.3ポイント上昇した。

 学科の内訳でみると、航空情報科の合格者は62人、うち女性は34人。航空電子科の合格者は70人、うち女性は14人だった。

 航空保安大学校学生採用試験は、高等学校または中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して3年を経過していない者、高等専門学校の第3学年の課程を修了した者で修了した日の翌日から起算して3年を経過していない者などが対象。

 第1次試験は、公務員として必要な基礎能力についての筆記試験のほか、航空情報科は数学および英語、航空電子科は数学および物理の筆記試験。第2次試験では個別面談や身体測定が行われる。

 採用予定者数は航空情報科が約25人、航空電子科が約30人。2019年度の採用予定者は航空情報科が28人、航空電子科は30人となり、航空情報科が前年度より4人増えている。

 航空情報科は、2年間の研修で航空管制運航情報官の業務に必要な航空法などの基礎知識・技能と航空英語能力証明のための英語を身に付ける。航空電子科は、2年間の研修で航空管制技術官の業務に必要な電子工学などの基礎知識から、実務で必要な航空管制システムの理論・実技・航空関係業務の知識を身に付ける。

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