東京のアンテナショップでまとめ買いしたい最高の「金沢グルメ」5選

2020年12月20日(日)10時50分 食楽web


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 年末年始の一時休止が決まった「GoToトラベル」ですが、まだ世間が「Go! Go!」と言ってる時期に、東京から北陸・金沢に行ってきました。

 日本海の秋の景色を背景に、新鮮な魚介類を食べまくり、最後にはクーポンを利用して大量にお土産を購入。お得すぎる旅を満喫することができました。

 そして、そのお土産物の数々を家に帰って食べてみると、改めて金沢の食レベルの高さを実感。金沢を旅してきたばかりだというのに、思わず東京・銀座にある石川県アンテナショップ『いしかわ百万石物語・江戸本店』まで行って、リピ買いしまくってしまいました。

 というわけで今回は、旅で見つけて、さらに東京でリピ買いするまでに至った、絶品の金沢土産をご紹介したいと思います。

『たろうのようかん』の「カカオチョコ」


「たろうのようかん」(5本入り)1560円

 最初に、羊羹をご紹介します。実は今回、アンテナショップに行ってリピ買いしかった一番の理由が、この「たろうのようかん」なのです。旅行中、金沢市の長町・武家屋敷野村家を観光した際に偶然見つけた『茶菓工房 たろう 鬼川店』。


金沢市長町にある鬼川店

 ふらりと入ってみると、可愛らしい色合いの羊羹の箱がずらりと並んでいて、1個302円。しかも珍しいカカオチョコ味やホワイトチョコ味などもあります。お値段も手頃で、見た目もおしゃれ。これは会社のバラマキ土産に最適だと思ってたくさん購入してみたのですが…。

 自宅に戻り、その中の1個「カカオチョコ」を食べてみると、びっくりするほど美味しい。カカオの上品な香りと深〜いコク、苦味とすっきりした甘み。食感は羊羹なのですが、口の中ではまるで生チョコのよう。これは、金沢のお菓子という枠を超えて、ニッポンの新定番スイーツと呼びたいくらい。


たろうのようかんはバラでも購入できます。上、ホワイトチョコ、下がカカオチョコ(各302円)

 チョコレート味のほか、つぶつぶ食感の「ピーナツバター」や濃厚な抹茶味の「こいちゃ」、上品な味わいの「あずき」の計5種類の味があり、どれも至極美味。和菓子好き、スイーツ好きにはぜひ試してもらいたい逸品です。

『金澤・玉寿司』の「柿の葉寿司」&「笹寿司」


『金澤 玉寿司』の「笹の葉寿司」4個入り500円

 続いて『金澤 玉寿司』の「笹寿司」です。今回の旅で何軒ものお鮨屋さんをハシゴし、新鮮なお鮨をたらふく食べたのですが、意外と心に響いたのが、帰りに駅ビルで購入した『金澤玉寿司』謹製の「柿の葉寿司」でした。

 加賀の海でとれた、脂がのった鮭や鯛、鰤と言った新鮮なお魚の酢〆。酢飯は、モチモチとした食感で、噛むほどに甘みがじわり。柿の葉の上品な香りに包まれて、最高の新幹線時間が過ごせました。


新幹線で食べた『金澤 玉寿司』の「柿の葉寿司」の鮭

 しかし、「柿の葉寿司」といえば、奈良県や和歌山県の郷土料理として有名。でも、調べてみると石川県加賀地方の郷土料理でもあるんです。この「柿の葉寿司」があまりに美味しくて、東京でも玉寿司が買えないかと検索したのですが、どこにもありません。

 ところが、銀座のアンテナショップに行ったら、偶然にも『金澤 玉寿司』の「柿の葉寿司」ならぬ「笹寿司」(500円)が売っていたので、買ってみることにしました。


「笹寿司」(さけ2、たい1、さば1)500円

 この笹寿司、「柿の葉寿司」に負けず劣らず、笹の香り、お魚の酢の〆具合、餅米のモチモチ感も◎。しかも500円という手頃な値段も嬉しい。ただし、店員さんによれば、毎日必ずあるわけではないとのことでした。『金澤 玉寿司』の「柿の葉寿司」、「笹寿司」を東京でも常時に買えるようにして欲しい! と切に願います。

スパイシーないかめし「金沢カレーいかまんま」


「金沢カレーいかまんま」1個800円。右は辛口

 目を引くユニークなイラストが描かれていて、思わずパッケージ買いしてしまったこちら。実は「いかめし」なんです。でもなんとカレー味。

 そういえば、石川県民は大のカレー好き。金沢カレーブームの火付け役『ゴーゴーカレー』や金沢カレーの元祖『カレーのチャンピオン』は、すでに全国区的に有名ですが、地元にはたくさんのカレー専門店やカレーが人気の洋食屋さんも多いんです。

 そのなかの老舗洋食店『キッチン・ユキ』と能登の魚屋『銭福屋』がコラボして作ったのが、この「金沢カレーいかまんま」。自家製醤油で煮込んだ能登産「するめいか」の中に、加賀産の「こしひかり」をスパイシーなカレー味にしたご飯がギュウギュウに詰まっているんです。


アジア最大級の「食」の展示会FOODEX JAPAN 2014にて行われたご当地レトルトグランプリで金賞を受賞した「金沢カレーいかまんま」

 オススメの食べ方は、フライパンや蒸し器で温めて食べるのが良いとのことで、やってみました。プリプリしたイカと、スパイシーなご飯の相性は抜群。「辛口」は、しっかりと辛くて大人の味。お酒のアテにもぴったりです。

最高の酒肴! 天狗ハムの「サラミソーセージ」


「加賀の風味 サラミソーセージ」(天狗ハム)1袋103g 500円

 金沢からの帰りの新幹線で、ビールのつまみにすべく、すぐに開封したのが『天狗ハム』の「サラミソーセージ」(500円)です。ひと口食べた瞬間に、思わず目が丸くなってしまいました。プリッと噛み切れ、その瞬間にスパイシーな香りが広がり、美味しい脂がほとばしる。噛めば噛むほど、サラミの濃厚な旨みが口に広がるんです。

 調べてみると、『天狗ハム』は、金沢のハム・ソーセージの老舗メーカー。明治41年に創業した『天狗中田本店』が昭和22年から食肉加工のドイツの技術をとり入れ、原料にこだわったハムを作り続けているそうです。

 確かに、ドイツソーセージのような本格的で芳醇な旨みと、古き良き昭和のおつまみサラミの融合体といった印象。これを食べてしまうと、コンビニのサラミはちょっと無理。大量に買って、1年中ストックしておきたくなる商品です。

いなり寿司とは別物! 「加賀守岡屋の焼きいなり」


「加賀守岡屋の焼きいなり」。ほたて400円、鶏ごぼう400円

 続いてもう一品、おいなりさんです。でも一般的なお揚げを甘辛く煮たタイプとは違い、この「加賀守岡屋の焼きいなり」は、大きな油揚げをこんがり焼き、その中に混ぜご飯を詰め込んであるのです。お揚げは、表面はカリッと香ばしく、噛むと大豆の香りとほんのりお出汁の味。そして中面は、ふっくらフワフワ。

 詰められた炊き込みご飯は、種類がいくつかありましたが、購入したのは「ほたて」と「鶏ゴボウ」の2種類。この混ぜご飯には、うっすらお酢が効いていて、上品な薄味。ちなみに「冷凍焼きいなり」を買ったので、帰宅後に冷凍しておき、数日して電子レンジでチンして食べたのですが、お揚げの食感が損なわれることなくカリフワ! これもまたお酒のアテにぴったりの味でした。

 今回、ご紹介したもの以外にも金沢土産はたくさん買ったのですが、どれもこれも美味しくて、金沢の旅の喜びが持続中。今後の「GoToトラベル」がどうなるかわかりませんが、東京にあるアンテナショップで、日本各地の味覚を楽しむのもいいなと思いました。ぜひ参考にしてみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:いしかわ百万石物語 江戸本店

住:東京都中央区銀座2丁目2-18 TH銀座ビル
TEL:03-5579-5890
営:10:30〜19:00
休:無休

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