国民無視の防衛増税「岸田政権は財務省の傀儡」か… 日本の政治的混乱に乗じて台湾有事発生の恐れ、減税派の第2次菅政権誕生へ?=ジェームズ斉藤

2022年12月20日(火)11時30分 tocana

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) 先日、防衛増税が決まりましたが、あんな杜撰な議論で日本は大丈夫なんですか?


──いやぁ、ほとんどの国民は防衛増税なんか大反対なんですが……。


ジェームズ 本当に今回は酷いですね。高市早苗さんも罷免覚悟で反対していましたが、そういう人がもっと出てこないと日本は終わりますよ。


 まず、今回の防衛増税の何がデタラメなのかというと戦略3文書も出ていないのに防衛費増額を決めたことです。戦略3文書とは国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画の3つで、普通であれば、これが出てから防衛費の議論はするべきなんです。それはそうでしょう。国家防衛の戦略や防衛力の整備計画が出ていないのになぜ防衛費が決められるんですか? 


──戦略もなにも決まっていないってことは何を買うかも決まっていないわけですからね。


ジェームズ そうです。3文書が公開されたのは12月16日ですから、本来はそこから議論がスタートしなければいませんが、防衛増税を決めたのは12月15日ですから、日本国家の防衛戦略を国民に公開もしないで、いきなり防衛費だけ上げますという議論を延々やっていたんですよ。ここまで国民不在、国民をないがしろにする政権はありませんね。


──どうしてこんなことになってしまったんでしょうか?


ジェームズ このことはメルマガではもう書いているのですが、岸田政権は今年の2月に財務省の謀略によって財務省の傀儡になってしまったんですよ。そもそも岸田さんを総理に推薦したのはスリーAと呼ばれる甘利、麻生、安部の3人だったんですが、それぞれバックグラウンドが違うんです。安部さんの場合は経産と警察の安部派の官僚がバックです。甘利さんも経産省ですが、派閥が志公会なので麻生派で、リベラルと呼ばれるTPP推進とか自由貿易バンザイの官僚たちがバックです。麻生さんは麻生派のトップで、財務省がバックになります。岸田政権が出来た頃はこのスリーAが拮抗していて、安部さんという大物もまだいたので岸田さんも立ち位置を経産を優先するのか、財務省を優先するのかどっちつかずでした。しかし、今年の2月に内閣官房の国家安全保障局経済班の藤井俊彦氏が女性スキャンダルで失脚したんです。藤井氏は経産省出向の官僚だったのですが、後釜は財務省出身の高村泰夫氏が就任し、経済安全保障官僚のトップになったんです。岸田政権の目玉の政策は経済安全保障なので、これで完全に岸田政権は財務省が握ったことになったんですよ。その証拠が、5月のロンドンのシティでの講演で、あの時岸田さんは「日本に投資をしてください。岸田に投資してください」と言いましたよね。


──「Invest in KISHIDA!」発言ですね。あの時はふざけるなと思いました。勝手に日本の資産を国際金融に売り払らうつもりかと。


ジェームズ あれがまさに財務省の傀儡化の象徴です。あの辺りから岸田政権からは財務省が得意な国際金融関連の政策ばかり出してくるようになったんです。結局、その流れの延長線上にあるのが、増税というアジェンダです。ロシアのウクライナ侵攻と台湾有事の可能性にからませて強引に防衛費にくっつけて増税しようということになっているんです。しかも、今年5月末のバイデン大統領訪日時の日米首脳会談時に「防衛費を増税で無理矢理引き上げ、アメリカ製武器を爆買いします」とアメリカ側に密約をしています。この情報は米国の関係者から直接聞いていましたから確かです。


──そんな密約までしてるんですか! だったら、5月の時点で防衛増税は決まっていたんじゃないですか!



ジェームズ 岸田さんの中ではそうでしょうね。実際、先日のトマホーク爆買い計画の公表なんか、まさにこの密約の実現で、戦略構想もないのに武器だけ調達するという馬鹿げたことをしています。自衛隊の武器庫が無用の長物でいっぱいになる事態すら招きかねません。しかし、アメリカと密約を交わしてしまったので、岸田総理としても反故にできません。つまり、財務省はアメリカの外圧まで使い、国内の反対勢力を封じてきたということです。


──諸悪の根源は財務省だと。


ジェームズ 財務省と、そして麻生さんですね。麻生さんは財務省と一体です。ずっと財務大臣をやっていましたし、現財務大臣の鈴木俊一さんは義理の弟です。娘さんはフランスのロスチャイルド家に嫁いでいますから国際金融資本の代弁者でもあります。ですから、いまの財務省で麻生さんに逆らえる人間はいません。岸田政権は財務省政権であり、麻生政権だということです。こんなですから増税を止めるにはもはや岸田政権を潰すしかありません。


──やっぱりそれしかないんですね。ちょっと前ぐらいに、「来年、早いうちの解散がある」っていう話がちらほら出ていましたが。


ジェームズ いまはもうそれは考えられません。岸田さんは来年5月19日からの広島G7サミットまで総理の座にしがみつくでしょう。地元の広島でG7の代表とともに非核宣言をやりたいんです。そこで華々しく勇退したいんで、そこまでは絶対に解散するつもりはありません。ただし、来年1月に内閣改造をやる可能性は高いです。国民民主党党首で財務省出身の玉木雄一郎を閣僚として入れて、国民民主党と連立政権を組むというアイデアもいま出てきています。


──また財務省! 公明党とかそれを許すんですか?


ジェームズ 許さないでしょうね。その前にこれをやると一気に自民党の保守層が離れていきます。特に安倍派、高市さんとかは離れるでしょう。結局自民党には麻生派ぐらいしか残らないんですよ。


──ますます麻生さんの天下ですか?


ジェームズ いえ、そうなると自民党がかなり弱体化してしまい、わけのわからない政党が乱立して日本の政界、ひいては日本全体がカオスになります。これはマズいです。なにしろ、いまはいつ台湾有事が起こってもおかしくない状況です。そんな時期に日本の政治がカオス化すると、軍事にフォーカスできないような状態になってしまいます。実は、これを狙っているのが中国で、そうならないようにしないと日本は終わってしまうかもしれません。ですから、玉木さんの入閣は微妙です。公明党も黙っていないでしょうし。


──内閣改造も一筋縄ではいかないんですね。となれば、やっぱり岸田政権はダメですね。


ジェームズ それはもう国民のほとんどがわかっていると思います。防衛増税を決めた時に岸田さんは「今に生きる国民の責任」と言いましたからね。増税が国民の責任ですよ。政府の存在意義の根本は国民の生命を守る国防ですが、同時に国民に自由を約束することです。自己犠牲を基にする国防を強靭化するための増税というのは、国民が血税で賄うことになり一見真っ当のように聞こえますが、実は自由を死守する保守主義の減税思想と真逆の方向性です。岸田総理の宏池会は保守本流と言われ、本来なら減税するのが主旨なのに、今回の増税は自身の派閥をも裏切っています。国防を人質に取り、財務省の悲願の増税アジェンダを実施することは、日本政治のフェイク化が最早救いようのないレベルにまで達したことを証明しています。


──確かに救いようがないですね、いまの政治家たちを見ていると。



ジェームズ 彼らは人間としても失格ではないかと思えてしかたないですね。なぜなら、今回の増税ではタバコ税を上げて喫煙者を吊し上げる行為をしているからです。財政学の観点から見ても、これに意味はありません。タバコ税を上げたらますます喫煙者は減りますよ。タバコ税は上げればあげるほど税収は減るんです。個人的には健康の観点から社会における禁煙の流れを支持しますが、それは政府が押し付けるものではありません。むしろ、増税の対象にするのであれば、パチンコ業界に対して仕掛けるべきです。パチンコはれっきとしたギャンブルで、麻薬中毒のように国民を骨抜きにしています。


 さらにパチンコ増税であれば、自民党の朝鮮系議員と警察がグルになってパチンコ利権を握っている構造に切り込み、国民の支持を得ることができ、ひいては岸田政権安定にもつながったはずです。ところが、そういうことはしないで、いきなり一般国民にシワ寄せをしたのは、やはり岸田総理自身が腰抜けだからです。


──本当に何も決断しませんもんね。反国民的なことだけはすぐに決断するのか。


ジェームズ より根本的な問題は、防衛費増額の決定が天皇マネーを使うことが殆ど議論されずに行われたことです。私は今回の防衛費増額に関し、元防衛大臣で皇室と非常に密接な関係を持つ某議員と話を重ねてきましたが、天皇マネーでは「国有地の売却」しか話題に上がりませんでした。


──天皇マネーを使う話まで出たんですか?


ジェームズ 出ていました。ただし、それは国有地の売却までで、国有地の究極の所有者は天皇家ですから、これも天皇マネーになります。しかし、国有地の売却によって、お金を捻出するというスキームは買主が現れるかどうかも不明であり、資金もそれほど多く集まりません。なにより心配なのは、中国がバックの偽装会社が国有地を買ってしまうことです。これではますます国防を脅かすことになってしまいます。


 ですから、ここは天皇マネーで最強の天皇のゴールドを使うべきでしょう。実際、ロシアが2月にウクライナに侵略した数カ月前から、世界の超国家勢力が天皇のゴールドを買い漁りにきています。さきほどの皇室関係者によると、日本政府がなかなか天皇ゴールドを売却したがらないので、そういう話はいつも頓挫しているということです。しかし、「有事のゴールド」と呼ばれる天皇のゴールドは国民を戦火から守るための日本の財産のはずです。そのために大日本帝国時代に天皇陛下の名の下に世界中からゴールドをかき集め、戦後マッカーサー元帥と昭和天皇の合意の下、「日本の平和と発展のために天皇のゴールドを使う」と密約がなされたのです。


──そうだったんですか!!



ジェームズ 天皇陛下とマッカーサーが会った時に密約が交わされたと聞いています。ですから、防衛増税では使うべきなのです。ところが、岸田政権はそれを躊躇し、お金がない国民からさらに巻き上げることを選択したのです。この行為は「反国防」を通り越して、「反国民」であり、安倍政権や菅政権以上の堕落ぶりです。


 特に、前述の「今に生きる国民の責任」発言は、まさに岸田さんがトップの宏池会特有の上級国民的な貴族主義に基づく発言で、これでは国民が離れていくに決まっています。また、この発言をわざわざ公にしたのが自民党幹事長の茂木敏充氏で、これは総理の顔に泥を塗る行為ですが、あえてやったわけで、すでに下克上が始まっていると言えるでしょう。


──下剋上には期待したいですね。特に高市さんははっきりモノを言ってくれるのでいいですね。


ジェームズ ただし、高市さんのバックには二階(俊博)さんと菅(義偉)さんがいますが。


──えっ、あの中国べったりの二人ですか!?


ジェームズ 萩生田光一さん、高市早苗さん、西村康稔さんらの安倍派の離脱をまとめることができるのは、菅さんしかいませんので。茂木さんは宏池会から分離した平成研究会ですが、菅政権の外務大臣でしたので、彼も菅さんに寄り添うと思います。


──つまり、反増税を願う人間は菅さんに頑張ってもらうしかないと。


ジェームズ そうなります。いま菅さんと聞くとがっかりするかもしれませんが、増税というあまりにも国民無視どころか国民を見下すような政策を岸田政権が強引に通したので、反増税を掲げる菅さんに国民感情は次第に移っていくと思います。かつて中国主導の自由貿易協定RCEPを批准したなどの大罪もチャラになります。


──う〜ん、でも「菅さんで本当に大丈夫なのか?」という不安は大きいですが。


ジェームズ それは当然あります。はっきり言ってまったく大丈夫ではないです。米中の板挟みになって中途半端な政策しか実施できず、短期で倒れる可能性が非常に高いです。


──いや、それならそれでいいんですが。


ジェームズ そうなると日本の政治はカオス化しますからね。


──いつも思うんですが、本当に日本の国益を考える政治家はいないんですかね。岸田さんを降ろしたと思ったらまた菅さんが出てくるってどうなってるんですか? 


ジェームズ 本当に終わってますね(苦笑)。いまの日本の政界はすべてが利権争いですから。そもそも今回、第2次菅政権が誕生するのは統一教会問題で、二階さんと菅さんが無傷だからです。安倍派はすべて統一教会との関連を暴かれて弱体化したので、いまは二階さんと菅さんに泣きつくしかありません。


 その一方、岸田政権は玉木さんの入閣を画策していますが、あまり意味ないでしょうね。そもそも公明党は国民民主の3倍くらいの議席を持っており、力の差に大きな違いがあります。自民党は政権維持しか興味がないので、最後には公明党を選ぶと思います。そうなればますます二階さんの力が必要です。


 ともかく今後は二階—菅ラインと麻生—財務省ラインの抗争の結果によって日本の政治は左右されます。今回の増税のA級戦犯のトップは岸田さんではなく、麻生さんですので、二階—菅ラインは反増税派を集め、岸田政権にとどめを刺す流れになるでしょう。


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