イマドキは土器も「透ける」時代! オシャレでポップなソフビに反響「全色揃えて並べたい」

2023年12月25日(月)8時0分 Jタウンネット

突然だが皆さん、頭の中で「土器」を思い浮かべてほしい。

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さて、そろそろ思い浮かんだだろう。そしてきっと多くの人の頭の中には、古くて茶色いヤツがドーンと鎮座しているはず。

しかし、時代は令和。イマドキの土器は、こんなに可愛くなっているのだ!

教科書で見たあの「火焔型土器」がピンクのクリアカラーに。これはフィギュア製造を手掛ける企業・エムアイシー(本社:東京都台東区)の「ソフ美 イマドキの土器〜火焔型土器〜」。ソフビで出来たとってもかわいい「土器」だ。

高さ約13センチという手乗りサイズで、土器色、ストーン風グレー、コーラ瓶風クリア、蛍光ピンククリア、蛍光イエロークリアの全5色展開。これは、集めて飾りたくなってしまう。

可愛すぎる「イマドキの土器」に対し、X上ではこんな声が寄せられている。

「綺麗 ほんと全色揃えて並べたい」
「デザインがとっても面白い!!」
「やだ可愛い!!やっぱ茶色いのが欲しいなぁー」
「間接照明ぽく使えたら面白そう」

このユニークな"土器"はどんな経緯で誕生したのだろう? Jタウンネット記者は2023年12月6日、エムアイシーを取材した。

一番のこだわりは「色」

普段は主にキャラクターフィギュアを制作しているエムアイシーだが、以前から"アーティスティックな立体物"を作りたいと考えていた。

「社内に美術が好きな人間も多く、ソフビアイテムを企画するにあたり、『誰でも知っている』美術品をPOPに作ったら面白いのではないか?ということで企画が始まりました」

中でも、知名度が高く、カタチも面白く、いまだソフビで商品化されているのも見たことが無かったという理由から、火焔型土器に決定したそうだ。

「イマドキの土器」を作るにあたって、一番こだわったのは「色」。

「本物っぽい土器色を基準にし、『土器なのにガラスっぽい』『土器だけどPOPでかわいい』『土器なのに石みたい』などギャップを楽しめる色にこだわり、色チップをいくつも並べて、色を決めました」

あわせて、素材の特性上、多少デフォルメしなければならないため、「本物に見える程度のデフォルメ感」と「集めやすいサイズ感」にもこだわっている。

ソフ美の美は、美術の美

「イマドキの土器」がSNSで注目を集めていることを受け、エムアイシーは次のようにコメントしている。

「教科書に載っていた火焔型土器を真面目に楽しくソフビ商品化したので、そのPOPさを面白がって頂けたことは素直に嬉しかったです」

イマドキの土器は、2024年3月に本発売を予定。"アートでオモシロい、ソフビアイテム「ソフ美」シリーズ"の第1弾で、ソフ美の美は、美術の美。エムアイシーは今後も、知名度の高い美術、芸術品のソフビ化を目指す。

「今後は、埴輪や土偶などの商品化を考えています。もしかしたら絵画がソフビになるかもしれません(笑)」(エムアイシー)

絵画のソフビ、もし実現したらどんな仕上がりになるのか......。今後の「ソフ美」シリーズの展開からも目が離せない。

Jタウンネット

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