神奈川県の待機児童4,411人、市町村別トップは横浜市

2017年12月25日(月)16時45分 リセマム

神奈川県の待機児童数の状況(平成29年10月1日現在)

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神奈川県は平成29年12月22日、保育所等利用待機児童数(平成29年10月1日現在)の状況をとりまとめ公表した。県内の待機児童数は4,411人となり、平成28年10月と比べて2,405人の増加。もっとも待機児童数が多い市町村は横浜市だった。

 神奈川県の調査における待機児童数は、厚生労働省の「保育所等利用待機児童数調査要領」の待機児童の定義に基づき集計。平成29年3月31日付通知で調査要領が改正され、待機児童の定義も変更されたが、3市町が一部、改正前の調査要領により待機児童数を集計している。

 神奈川県の平成29年10月1日現在の待機児童数は総計4,411人。平成28年10月の総計2,006人と比べて2,405人増加しており、平成29年4月と比べても3,655人増加した。また、総計4,411人のうち政令市・中核市が2,563人と半数以上を占めている。

 神奈川県の就学前児童数は43万5,837人、保育所等利用申込者数は16万4,292人。平成28年10月1日と比べて、就学前児童数は3,693人減少し、保育所等利用申込者数は7,357人増加した。保育所等利用申込者数のうち、利用児童数は14万8,145人で、申込みをしているが利用できていない1万6,147人が保留児童であることがわかった。

 また、保留児童のうち「地方単独補助を受けている認可外保育施設」「求職活動中のうち、求職活動を休止している者」「特定の保育所を希望し、保護者の私的な理由により待機している者」など、7つの項目に該当しない4,411人が「待機児童」として計算されている。

 市町村別の待機児童数は、横浜市1,877人がもっとも多く、ついで川崎市374人、藤沢市365人、大和市255人、相模原市248人など。平成28年度と比較して、横浜市は1,486人増、川崎市は274人増、藤沢市は266人増、大和市は116人増、相模原市は190人増となった。

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