今年は高級食材も! 毎年すぐ完売する「100円おせち」がレベルアップして登場

2020年12月25日(金)10時47分 食楽web


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 今年は自宅で正月を迎える人が例年よりも多くなりそうですが、そこで改めて注目されているのが「ひとり用おせち」です。おせちで贅沢をするのもいいですが、ほしいものだけちょっとずつ食べたい…という人におすすめなのが、ローソンストア100の「100円おせち」シリーズです。


今年は過去最多の38種がラインナップされている

 このシリーズ、実は累計683万個を突破する大人気商品で、毎年売り切れるのも早いんです。今年は12月25日より全国のローソンストア100で販売がスタートします。過去最多の38種類の大充実のラインナップのなかから、今年追加されたイチオシの新商品をご紹介しましょう。

新型コロナの影響で高級食材が100円おせちに登場!


「のどぐろ蒲」は、2年前に発売されたふぐの身が入った「ふぐ蒲」の人気を受けて登場

 今年は新型コロナの影響で、高級な食材が手に入りやすいという現象が起きているそうです。その結果、「のどぐろ蒲」「味付け帆立」といった、通常なら100円では提供できないようなラインナップが新たに加わりました。


蒲鉾も1人で食べ切れる分量なのがうれしい。ぷりっとした食感でお酒のおつまみにもぴったり

 この100円おせちシリーズは量が絶妙で、普段なら1人で蒲鉾1本食べるのは多いなと感じますが、同シリーズのものはいずれも少量の食べきりサイズ。お酒を飲みながらつまんでいると、けっこうあっという間になくなります。お重のおせちの場合、何日も同じものを食べることになりますが、少人数の場合は持て余すうえ飽きるので、そうならないのがいいんですよね。


こいくち醤油を使用した「味付け帆立」は、小ぶりなカップに入っている。ホタテは扇を開いたように末広がりで縁起が良いと言われている

「味付け帆立」は、外食でパエリアなどに使われるベビーホタテを使用。市場で余剰品となっていたももを大量に買い取っておせち用に加工したそうです。また、春夏はゼリーを作っているオフシーズンの工場を活用することで、100円を実現しています。


身が小ぶりなので見た目の豪華さには欠けるが、おせちの一品と考えれば十分なクオリティ

 お皿に出してみると、小粒なので贅沢感はやや乏しいものの、食感や味付けは文句なしの仕上がり。ついつい箸が進むので、これは2パック買ってしっかりおつまみにしたくなります。

サイズや形が不揃いの棒鱈や魚卵はかなりお得


「棒鱈甘露煮」は、京都の正月に欠かせない料理のひとつ「いもぼう」風にお芋の煮物に添えてもいい

 新登場のおせち料理のなかで、「え、本当に100円なの!?」と思ったのが、「棒鱈甘露煮」と「魚卵のうま煮」です。いずれも正月が近付くと食材の価格が跳ね上がりますが、不揃いのサイズや形のものを使うことでコストを抑えているのだとか。


甘辛い味付けで柔らかく煮た棒鱈は1パックに2切れ入っていた

 棒鱈は自分で炊くとなると手間も時間もかかる料理ですが、これがお店で買えてしかも100円となると買わない手はありません。噛むほどにうま味の広がる棒鱈は正月を感じさせてくれるでしょう。


甘じょっぱい味付けで煮た「魚卵のうま煮」は日本酒にもよく合う

 子孫繁栄を願ってお正月に食べられる魚卵は、「魚卵のうま煮」として登場。不選別なので1本入りのものと2本入りのものがありますが、味付けは文句なしです。


このクオリティで100円というのが信じられない

 想像以上に魚卵がギュッと詰まっていて、ちびちびと食べながら日本酒が飲みたくなること必至! 筆者もつい試食をしながら日本酒が進んでしまいました。大人になるとおせちの楽しみ方も変わってくるのを実感しますね。

おせちに欠かせない味付けごぼうやたけのこ煮も充実


パック入りなのにシャキシャキしたごぼうの食感がきちんと楽しめる

 関西では「数の子・黒豆・味付けごぼう」が祝肴(いわいさかな)三種と呼ばれ、おせちには欠かせない存在です。ごぼうには「豊作祈願」や「地に根を張る」という願いが込められています。


シャキシャキで滋味深いごぼうは正月に欠かせない一品

「味付けごぼう」はごぼうのシャキシャキした食感が特徴で、まさにシンプルなおせち料理。一年前から商品化を決めて原材料の確保に動き、ひとつのメーカーにまとめて依頼することで低価格化を実現しているそうです。


100g入りでたっぷり楽しめる

 そして食感のよさといえば、「たけのこ煮」もハズせません。たけのこといえば「こどもがすくすく育つそうに」あるいは「出世」への願いを込めて食べますよね。


こちらも食感はシャキシャキ。これが100円で買えるとは…正直言ってかなりお得な気分

 味付けは少し濃いめで、しっかり味が染みています。量もたっぷり入っているので、やはり100円とは思えない一品です。

 100円だからと侮れないのがこの100円おせちのすごいところ。複数のおせち料理を組み合わせて、自分だけのおせちプレートを作ってみませんか?

●DATA

ローソンストア100 100円おせち

https://store100.lawson.co.jp/special/osechi/202012/lineup.html

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。

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