福岡・スペースワールド、おうし座の星へ移転! 「ポスターで予告してた」ウワサは本当なのか聞いてみた
2017年12月29日(金)17時0分 Jタウンネット
2017年末で閉園する福岡県北九州市内のテーマパーク「スペースワールド」は、「またいつか、別の星で、会いましょう」とポスターでうたって話題になった。
それが、ここに来て、おうし座の星に「移転」することを明らかにした。ということは、ポスターで、このことを予告していたのだろうか。
「粋すぎるだろほんま」「いつか人類が目指す場所になるんだ!!」
「スペースワールドが夜空の星に」。こう題したニュースが2017年12月27日にホームページ上に掲載された。
それによると、スペースワールドは15日付で、おうし座の南にある5等星の名前になった。
豪クイーンズランド州のスプリングブルック天文台による星命名サービスを利用し、この星の命名権を取得したというものだ。星は、地球から417光年離れており、色は白く見えるという。これで、スペースワールドは、星の名前として永遠に残るとした
。
ニュースの最後では、「スペースワールドの物語は、おうし座の方角に浮かぶ小さな星で続いてゆきます」と結んでいる。
スペースワールドと言えば、そのポスターが大きな話題になった。約100人のスタッフが敬礼して別れを告げ、名物のスペースシャトルが打ち上げられる様子が描かれていた。ポスターでは、「悔しいけれど、お別れです。不器用で、ちっぽけで、でも、一生懸命がんばった遊園地を、どうか、どうか、忘れないでください」と訴えて、泣けるなどとツイッター上で反響を呼んだ。
今度は、スペースワールドが星に「移転」するというニュースに、福岡県民らから驚きの声が上がっている。
そう繋がるのか...
粋すぎるだろほんま。#スペースワールド pic.twitter.com/6pYpkbZ6Wa
- えみる w/z ℃arp (@lenoviecias_cp) 2017年12月27日
わーい!星にSPACEWORLDの名前が!!うれしい事だ!これでスペースワールドの名前は永久だ! https://t.co/uq9Me2prRD
- 宇宙(そら) (@mirai_saku) 2017年12月27日
俺達のお世話になったテーマパークは無くなるんじゃない!いつか人類が目指す場所になるんだ!! https://t.co/cL66oqS1kd
- ひろゆき GO TO THE SPACE WORLD (@hiroyuki03011) 2017年12月27日
いつまでも地球を見守っててください!
- 隠れはーめす (@hermes2000mp) 2017年12月27日
「ポスターを出したときは、伏線を張っていた」
ところで、星の名前に残すことは、一体どうして思い付いたのだろうか。
この点について、スペースワールドを運営するジャパンパーク&リゾートは12月28日、PR課の担当者がJタウンネットの取材にこう答えた。
「『星のソムリエ』の資格を持っている職員がおり、秋ごろに広告展開を考えていく中で、命名サービス利用の提案がありました。星の名前は永遠に残るので、忘れないでもらえるということです。ポスターを11月20日ごろに出したときは、すでにサービスに申し込んでおり、実は、伏線を張っていました」
スプリングブルック天文台からは、複数の星の候補を示され、星が見やすいという理由で今回の5等星を選んだという。肉眼で星を見るのは難しいというが、おうし座の近くにあり、望遠鏡で確認しやすいそうだ。なお、お金はかかったとしている。
スペースワールドは、「最後だから」などと来園者が急増している。正面口は大行列ができており、ジェットコースター「タイタンMAX」は3時間待ちの日もあったという。
「大晦日のフィナーレでは、人出のシミュレーションをして万全の態勢を組むつもりですが、あまりに多いときは、入場制限をすることも考えています。これまでの27年間で行ったことはなく、最初で最後になるかもしれません」