砕氷艦「しらせ」の料理人直伝! 南極観測隊も食べた野菜たっぷりカレーを横須賀で体験

12月30日(水)20時0分 Jタウンネット

横須賀には「しらせ野菜カレー」なるカレーが食べられる店があるらしい。「しらす」ではなく、「しらせ」である。

「しらせ野菜カレー」は、海上自衛隊カレー(以下、海自カレー)の一種。海自カレーとは、海上自衛隊で食べられているカレーのこと。

現在も海上自衛隊では毎週金曜日にカレーを食べる習慣があり、海自の公式レシピサイト「艦めし」によれば、艦艇や部署ごとにオリジナルレシピが存在するという。

そして「しらせ野菜カレー」は海自カレーのうち、南極地域観測隊の人員・物資の輸送などを任務とし、日本と南極を往復する砕氷艦(水面の氷を割りながら進む船。一般的には南極観測船と表記されることが多い)、「しらせ」でのレシピを再現したものだという。

一体、どんなカレーなのか。気になったJタウンネット記者はさっそく横須賀へと向かった。

しらせの料理人が直々にレシピを伝授

やってきたのは京急本線横須賀中央駅の東口。横須賀市は99年に「カレーの街よこすか」を宣言しており、カレーによる町おこしを推進。様々な海自カレーを提供する店が存在している。

「カレーの街よこすか推進委員会」が20年11月に発行した「横須賀海自カレーガイドブック」では、

「横須賀海上自衛隊カレーは、海上自衛隊横須賀地方総監部の協力により、各艦に乗り込んでいる給養員長(料理長)のレシピを、地元カレー店が忠実に再現したものです。

提供する店舗は平成27年(2015年)9月25日に開催された『横須賀海上自衛隊カレー認定証授与式』において認定証を授与されています。市内の認定店で『横須賀海上自衛隊カレー』を味わうことができます」

と説明されている。

今回の目当てである「しらせ野菜カレー」も、そんな「横須賀海上自衛隊カレー」に認定された一皿。それを食べられる店が、横須賀中央駅から徒歩10分ほどの場所にある「TSUNAMI CURRY&GRILL」だ。

実は、現在はコロナ禍の影響で「TSUNAMI CURRY&GRILL」は土日のみの営業になっている。今回は特別に、隣にある本店「TSUNAMI」で「しらせ野菜カレー」を提供してもらえることになった。

ちなみに本店では、「横須賀ネイビーバーガー」というハンバーガーや、「しらせ野菜カレー」とは別の海軍カレーなどを味わえる。

ということで本店に足を運んだ記者を出迎えてくれたのが、「TSUNAMI」スタッフの大平賢二朗さんだ。

「横須賀でのカレーによる町おこしの流れの中で、平成25(2013)年の9月ごろに砕氷艦しらせの料理人の方からレシピを提供されまして、それで当店の方で提供させていただいています。当時私は不在だったのですが、しらせの料理人の方が一度店に来てくれて、当店スタッフに直々にレシピを教えてくださいました」(大平さん)

「しらせ」の料理人直伝のカレー。これは期待が高まる。いったい、どんなカレーなのだろう。

野菜たっぷりのヘルシーカレー

早速一皿注文した記者のもとに運ばれてきたのが、こちらのセット。

まず目に付くのが、カレールーの海にゴロゴロと浮かぶ野菜の数々。なかなかのインパクトだ。付け合わせはサラダと、薬味の福神漬けとラッキョウ、牛乳である。海軍カレーや海自カレーは、必ずサラダと牛乳を添えて提供するのが決まりなのだそう。

まずはライスにルーだけを絡めて一口。甘すぎず辛すぎずのスパイシーさに加えて、ほのかな酸味のある口当たりだ。続いて、野菜も一緒に食べてみる。野菜は一度素揚げしたものを使っているとのことで、そのお陰か野菜本来の味がしっかりと感じられた。ルーの辛さ・酸味、野菜の甘さのバランスが絶妙で、飽きの来ない美味しさだ。

「しらせ野菜カレー」の特徴について、大平さんは、

「野菜が豊富に入っていまして、ナス、レンコン、カボチャ、ジャガイモ、そしてカレーのルーの中にタマネギ、ニンジンが入っています。肉は豚肉を使っていますね。最初にトマトソースで煮込んでいますので、結構スパイシーなんですけどヘルシーに食べられるベジタブルカレーになっています。カレーの中でも、ヘルシー志向の方にもおすすめできると思います」

と説明してくれた。確かに、カレー好きにも野菜好きにも嬉しい一皿だろう。

南極観測船でのメニューを再現した「しらせ野菜カレー」。皆さんもぜひ一度、召し上がってみてはいかがだろうか。

Jタウンネット

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