京都から届いた荷物を開封すると→たくさんの紅葉 美しすぎる「緩衝材」に反響「もはや鑑賞材だな」
2021年12月30日(木)18時0分 Jタウンネット
「こんなに美しく地球にやさしい緩衝材ってあるんでしょうか」
そんなコメントと共に投稿された荷物の画像が、ツイッターで話題となっている。
緩衝材といえば、荷物が箱の中で動いて衝撃を受けないようにするためのもの。一般的にはビニール製のエアクッションや発泡スチロールなどを使用することが多い。
だが、今回話題となっているのは何とも風情のある「天然素材の緩衝材」だ。
段ボールいっぱいに敷き詰められているのは、なんと紅葉である。
2021年12月25日、ジーンクエスト(東京都港区)代表取締役の高橋祥子(@Shokotan_takaha)さんが自身のツイッターアカウントに写真を投稿したところ、28日時点で9万9000件を超える「いいね」を集めるなど注目を集めている。
京都の寺の住職から
京都に住む知人から送られた荷物とのことで、高橋さんは
「あけた瞬間、鮮やかな色彩と紅葉のいい香り。こんなに美しく地球にやさしい緩衝材ってあるんでしょうか」
と感想をツイート。リプライ欄等には
「何と素敵な贈り方でしょうか。マネします」
「これは粋ですね〜」
「もみじを一つ一つ丁寧に集める姿を思い浮かべると温かい気持ちになりますね」
「もう観賞材だな」
といったコメントが寄せられている。
Jタウンネット記者が27日、投稿者の高橋さんにこの荷物について話を聞いたところ荷物の送り主は、京都にある庭の紅葉が美しいことで有名な寺で住職を務めているという、高橋さんの大学の農学部の先輩。
「今回は大学の農学部の先輩たちからの出産祝いだということもあり、農学部らしい自然の雰囲気のものを意識したそうです。お寺の庭の紅葉の新鮮な落ち葉を入れたとのことでした」(高橋さん)
もちろん紅葉は全て本物で、数日したら枯れてしまったとのこと。高橋さんに、あらためて箱を開けたときの感想を聞いたところ、
「出産祝いに何か贈り物を送るとだけ聞いていて、中身が何なのかわからない状態で箱を開けたので、紅葉が入っていてとってもびっくりしました。
色鮮やかな見た目と、落ち葉のいい香りで、自宅にいながらも紅葉を楽しみました」
と振り返った。
ここまで綺麗な紅葉を大量に集めることは、多くの人には難しいだろう。なかなか真似できそうにはないけれど、季節を感じられる素敵な贈り物だった。