「大晦日の夜に老父が『気持ちが悪い』と言い出した。慌てて薬局に行くと、『薬は売れない』と断られ...」(東京都・60代女性)
2021年12月31日(金)11時0分 Jタウンネット
年末年始は、大病院や救急病院を除いて、休診の病院が増える。
そのため、ちょっとした体調不良であれば、市販薬などで症状を誤魔化しつつ、そのまま年明けに病院が再開するのを待つ、なんて人も多いかもしれない。
東京都在住の読者・Fさん(60代女性)から編集部に送られてきたのは2年前の大晦日のエピソード。
Fさんは体調不良を訴える父のため、ドラッグストアを訪れたが、薬を買うことができなかったのだという。
その結果、Fさんのお父さんは......。
皆さんも一度は経験したことがあるであろう、長期休暇中の病気にまつわるお話をご覧いただこう。
「薬はお売りできません」
2019年の大晦日のことです。
夕食に年越しそばを食べた後、90才の父が
「気持ちが悪い」
と言い出しました。
私は、父のために胃薬を買いにドラッグストアに行きました。そこで、登録販売者の方に、父の持病など説明したところ、
「薬はお売りできません」
と言われたのです。
吐き気の原因は...
登録販売者の方は、
「救急外来で受診してください」
と言いました。
言われた通りに父を病院へ連れていくと、なんと初期の腸閉塞だと判明。
待合室で2020年の元日を迎え、新年初手術の患者となりました。
あの時、薬で誤魔化していたら、もっと酷いことになっていたはずです。
現在、父は92才になりましたが、何とか自宅で生活することができています。
父の健康を真剣に気遣ってくださった登録販売者の方の言葉に、今でも感謝しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Fさんのお父さんのように、見知らぬ誰かの一言で救われた、助かったというような経験がある人はいるだろうか。
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